AH(嗚呼)の「ふたりは仕事人」

若女将&介護施設管理職アイドル AH(嗚呼)の「ふたりは仕事人」第4回「介護施設管理職アイドルSuzuの、デイサービスに関しての真面目な話」

デイサービスとアイドル

タイトル通り、私はアイドルでもあり、普段はデイサービスの管理者、相談員の仕事をしている。

普段は介護のお仕事をしていて、月に多いときで4回ほどライブをしている。なかなかぱぉちゃんとも予定が合わない状況で、新曲の確認も、ライブハウスについてから。ライブがある時は仕事場を5時半に出ないと間に合わず、5時半になったらダッシュで駅に向かい、いちばんギリギリのときは、本番30分前にライブハウスにつくような状況。
新曲の確認もそこで詰め込んでます。

ライブハウスについて、急いで着替えてセットして、振り付け、歌詞の最終確認。

本当に不安でいっぱいだから、電車の中でずっとイメージトレーニングして。

忙しい毎日だけど、仕事帰りにきてくださるファンの方、辛いことがあった方。色んな方がいると思うけどライブで皆でひとつになって、そして大好きな歌を歌わさせてもらえることに感謝してる。

ライブがあるから。皆が仕事と両立頑張ってねって声をかけてくださる方もいるから頑張れるんです。

そもそも私がこの仕事を始めたきっかけは、前回の記事でも書いたけれど、母がデイサービスを立ち上げたから。

今回の記事では、私がデイサービスを始めた時のこと、そして「デイサービスとは一体どのような仕事なのか」について書かせていただきます。少し固いお話になりますが、ぜひみなさんに目を通していただきたいです。

母の仕事を手伝おう!

私が大学生の時。そろそろ将来のことを真剣に考えないといけないなと思っていた頃だ。
あれは大学3年生のとき。母がデイサービスを立ち上げ「最初だけでもいいから仕事手伝ってほしいんよ」と声をかけられた。

なんとなく「いいよ」と、春休み中にヘルパーの資格をとりに学校に通った。資格を取得し、アルバイトとして働きながら、就活もしていた。


コミュニケーションが苦手だった私は、人と話す仕事がしたいと思っていた。仕事先でもあまり人と話さない仕事だと、いつまでたってもコミュニケーション力がつかないと思ったから。

大学4年生にはいってすぐ他社で内定が決まったが、将来のことを真剣に考え、自分で母の仕事を手伝おう!って決めた。

卒業して介護職員として働いている間に他の介護の資格も取得するために学校に通った。
だけど、この仕事をしていく上でもっと勉強をしないといけない。疾患のこと、医療のことももっと知りたい。という思いから、看護学校を受験し、通うことに。

看護学校に通って学べたこと、感じたことが本当にたくさんあった。

本当に。たくさん。

この学校に通えてこんなにもたくさんのこと学べるなんて思ってもいなかった。

卒業してからは、看護師として働かず母が経営しているデイサービスで管理者、相談員に。

介護とは。看護とは。

アルバイトをしていた頃は、介護の仕事もあまりわからないまま、利用者さんとお風呂にはいって、レクリエーションして、ご飯を食べて、一日を過ごす。そんな風に考えてた。

だけど、看護学校を卒業してからは、「介護とは。」「看護とは。」って考えられるようになった。どちらとも、仕事内容は似ている部分もあれば看護師にしかできないこともある。

だけど、考え方は同じだなって。

それからすごくこの仕事が楽しくなった。

介護、医療の仕事だけに関係することではないけど、この仕事は特に、一つ一つの行動に意味がある。

介護の仕事にも色々あって

デイサービス
デイケア
訪問介護
ショートステイ

その他にもたくさんある。

介護保険、医療保険の話になれば
訪問看護もあれば訪問リハビリ訪問入浴等。。。

たくさん話したいことはあるが、細かく話せばまず日本の高齢化や介護保険制度導入の背景の話からになる。

なので、ここでは私が思う介護について話せていけたらなと思う。

「介護の仕事は家政婦みたいなもの?」全く違います!

主に私の仕事としては、簡単にいえば、デイサービスのことすべて。現場にも出るし(主に送迎、レクリエーション、料理、入浴、利用者さんとの関わり)、事務関係(書類作り、整理、書類管理等)職員さんへの指導や管理、研修や勉強会、会議の参加、開催、家族さん利用者さん、ケアマネージャーさんその他の職種の方とのやりとり、食材や消耗品の買い出し等。その他にもたくさん。。

決して予定通りにいかない仕事。

毎日が勉強。

うまくいかない日もあれば「ありがとう」って笑顔でいってくださる方もいる。

本当にやりがいのある仕事。

よく周りから「介護の仕事疲れない?」「しんどくない?」「大変だよね。」って言われる。

だけど私はいつも

「全然!!楽しいよ!!」って答える。

「介護の仕事は家政婦みたいなもの?」って言われたこともあったけど、全く違います。

ただたんに、掃除、家事を手伝ってほしいのなら家政婦を雇ってください。って私は思ってしまいます。

介護の世界では、自立支援が大事なんです。

「デイサービス」とはどういうことなのか

ここでデイサービスでのお話をしていきます。

そもそもデイサービスに来られるのには、理由があります。

お家でお風呂に入れない、認知症で家族様の介護負担がある、ひきこもりである、今の現状を維持したい等。。。

以前テレビで介護福祉士さんがこういっていました。少し内容が違うかもしれないけど、

あるおばあちゃんの夢が「ディズニーランドに行くこと」だとします。

だけど、そのおばあちゃんは足の筋肉も衰えはじめ、認知症も少しずつ出てきています。

では、このおばあちゃんは夢を叶えるためにデイサービスにきて何をする必要があると思いますか。

まずは歩くことができるように筋力をアップさせ、そして認知症が進行しないようにすること。

そしたら私たちは何をする必要があると思いますか。

筋力トレーニングをしていただいて認知症が進まないように機能訓練をしていただく。

運動をして脳をつかったトレーニングもして、、、

私たちは利用者さんの夢を叶えるためにお手伝いをしないといけないんです! と。

この方の言うとおりだと、私は思いました。

でも年配の方の場合だと、私たち若者みたいにスムーズに行うことが難しかったりもします。きついこと、しんどいことを頑張れば夢は叶えられるかもしれませんが、それぞれ色んな疾病があり、お年を召されると、それこそ出来ないことも増えてきます。

そこで私たちは考えなければいけないのです。
その利用者さんの夢を叶えるために楽しんで訓練をしていただける方法を。

「楽をして」という意味ではありません。
その人にあった訓練方法をという意味です。

コミュニケーションの難しさ

そのためには何をする必要があるでしょうか。

まず楽しんでもらうためには、その利用者さんの情報が必要です。好きなこと、嫌いなこと等。

そのためにはその利用者さんとコミュニケーションをとる必要がありますよね。

でも例えば、その利用者さんが耳が聴こえにくくて、視力もあまりよくないとします。
そしたら普段私たちが行っている言葉でのやりとりが難しくなります。
そのためにはその利用者さんにあったコミュニケーション方法、伝わる方法をみつける必要がありますよね。

声の大きさ、質、ペース、アクション、筆談等。

その人にあったコミュニケーションを1日で見つけられたらすごいと思います。
だけど、コミュニケーションって簡単そうで難しいんですよね。
何年もこの仕事をしてますが本当にコミュニケーションがいちばん難しいと思います。
その利用者さんのプライド等も傷つけてはいけないし、、、だって、傷つく為に利用していただいてるわけではないですもん。

でもその為にはまた新たな情報も必要ですし。。。

毎日勉強

そう考えると、コミュニケーションだけでこんなにも考えることがたくさんあるんです。
ましてや毎日状態が違う方もいらっしゃるわけで、毎回同じコミュニケーション方法が通用するわけではないのです。

だから毎日勉強でもあるんです。

例えばさっきまで穏やかだった利用者さんに声をかけたときに、「なによ!!」と怒ってこられた方がいるとします。

私たちがそこで、「あの人なに? 気分屋さん?」って思っては、そこで終わってしまいます。

私たちはそこで、なぜ怒られたのか、考えなければいけません。
疾病のせい? 薬の副作用のせい? 自分がびっくりさせた? 何か怒る要因があった? と。

色んな方向から考えないといけないんですよね。つまり、自分もどういう関わりをしているのか見つめ直さなければならないのです。

「こういう状態の時にこういう風に関わらさせていただくと、いつも笑顔で返してくださるな」とか。

利用者さんに気持ちよく楽しく安心して過ごしてもらえるためには

話がだんだんずれてきましたが、とにかく私たちは一つ一つの利用者さんの行動、言動を見逃してはいけないのです。そして、その利用者さんの為に考えなければいけないのです。

この仕事はうまくいかないこと、思い通りにいかないこともよくあり、時間に追われて余裕もなくなり職員の間でも色々あります。そのためか虐待がニュースでよく取り上げられていますが、本当になくなってほしいと思います。

利用者さんは、やりたくてそれをやってるわけじゃないし、必ず「そうしている、そうなっている」のには理由があるんです。

これをたくさんの方に知ってほしいと思っています。

そう思ったら関わり方も変わってくるんじゃないかな。

自分も年を重ねていった時にどうなるかわからないし、自分も虐待されたらいやだもん。

そしてその利用者さんの才能を見つけ出すことも大切です。今までやったことなかったけど、やってみたら意外とできたっていうこともあります。
これが自信にも繋がるし、それを一緒に見つけていけたらいいですよね。

私は利用者さんが気持ちよく楽しく安心して過ごしてもらえるためにはって考えたら、やりたいこともたっくさーんあります。
だから毎日色んなこと考えて、やってみて、失敗したらまた新しいことにチャレンジして。

その繰り返しです。

最後に

介護とアイドル。

アイドルになりたい、歌手になりたい、女優になりたい。だけど違う仕事をしていて、そんな夢も夢だけで終わりって思っている人。

親に反対された人。

ファンの中では私と同じ職種の方もいると思うし、頑張ってもうまくいかないこともたくさんある方もいると思う。

だけど、諦めないでほしい。私たちみたいに他の仕事をしてたって、アイドルはできる。

うまくいかないことも頑張れば、見てくれている人は必ずいるし、応援してくれる人もいる。

ライブでだけじゃないけど、色んなことがある中でライブで、歌で、皆で気持ちをひとつにできるから、また頑張ろうって思える。

皆に頑張ってって応援してもらえるから頑張れる。

だから私もそのパワーを皆に届けたい。

大好きな歌で届けたい。

介護とアイドル。一見全く違うと思われるかもしれないけれど、私の中で、色んな意味で夢を叶えるという意味では繋がっているんです。

長々とお話ししましたが、まだまだ伝えきれていないことが沢山あります。もっとたくさんの方に、このお仕事、介護について伝えていきたいです。


次回ぱぉちゃんの5月の記事を挟んで、6月の記事は私が担当する回の最終回になっています。
介護のこと、アイドルのことについて、私の想いや体験を、心残りのないくらいにお話しできたらなと思います。

AH(嗚呼)今後の予定

他、『オレオ祭』など、AH(嗚呼)のスケジュールは公式サイトでチェック!

AH(嗚呼)MV

次回予告

アイドルヲタクが、たまに「アイドルがお世話してくれる老人ホームに入りたい」というようなことを冗談めかしく言ったりします。老人ホームと介護施設では厳密には違ったりするのでしょうが、「他者に対して親身にサポートする」ということに対しては、生半可な気持ちで取り組むのは難しいのではないかと考えさせられました。そんな「介護」というものについて、アイドルという視点を持ちながら、その現状を記してくれるSuzuさんの異色の連載。次のことぱぉさんの掲載を挟んで、最終回は6月8日(金)公開予定。

AH(嗚呼)の記事は毎月第2金曜日に更新。次回は5月11日(金)に、若女将アイドルことぱぉさんの記事が公開予定です。ことぱぉさん担当の最終回、一体どんな話が飛び出すのかお楽しみに!

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AH(嗚呼)
ことぱぉ→AH(嗚呼)楽曲制作担当。滋賀県高島市の温泉旅館「宝船温泉」の若女将とアイドル活動の両立に勤しむ。Suzu→アイドルAH(嗚呼)です!うちで経営している介護施設で管理職しながらもAHではダンス振り付けもしてるよ♪実は看護師でもあります!!
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