アイドル連載企画

正しい地下アイドルの辞め方 第2回 「アイドルとして健康に生きる」

アイドルとして健康に生きる

こんにちは、久保田奈津希です。
バレンタインデーですね。いかがお過ごしでしょうか。私はバレンタインに関する思い出が一つもないので、芸能人がテレビのインタビューなんかで「バレンタインの胸キュンエピソードを教えて下さい♡」とか聞かれてると、芸能人じゃなくて良かった…と無駄な心配をしています。


(芸能人でもなければ地下アイドルでもないので、最近の自撮りが全くありません)

さて、2018年も始まったばかりですが、地下アイドルだけでなく、メジャーなアイドルの卒業も目立つような気がします。
卒業の理由は様々ですが、私はすべての理由の根本は「心身の疲れからくる体調不良」だと思っています。
私自身も、アイドル生活の後半は体調が優れず、病院に行っても「原因はストレスなので、ゆっくり休んで下さいね」と言われるばかりでした。
というわけで、今回は「アイドルとして健康に生きる」ことについて少し考えたいと思います。

① どうしてみんなアイドルになりたいのか?

誰でもアイドルを名乗れる今、そもそもどうしてそんなにたくさんの女の子がアイドルに憧れるのでしょうか。
しかも、テレビで活躍するようなアイドルではなく、あくまでも地下アイドルに憧れて活動を始める子もいます。
私は、地下アイドルが増えた全てのキッカケは「インターネット」だと思っています。

これは私の想像ですが…大体中学生頃から、身近な友達と自分の趣味が違うことに気づき始めます。それでも、表面上は周囲に合わせて無難に世間を渡って行こう…という人が大半かと思いますが、どうしても自分を曲げられない!嫌いなものは嫌いだと言いたい!という人もいます。私もそうでした。そういう人達の居場所として「インターネット」はとっても居心地が良いんです。

しかし、なんてったってインターネットは世界中とつながっているので、たくさんの情報が入ってきます。嘘を嘘だと見抜ける人でないと…なんて格言もあったように、「匿名であり、現実世界とは別である」ことを利用した極端な意見に触れる機会がインターネットにはあります。

もちろん、悪い情報ばかりが流れてくるわけではありません。ですが、世の中どうしよもない…みたいな…頑張ったって意味はないんだ…みたいな…厭世観たっぷりな意見は、身近な人から聞くより、インターネットで目にすることの方が多い気がします。
そんな価値感に触れてしまった中学生は、「なんのために生きるのだろう」とか、「どうすれば愛されるんだろう」とか、インターネットを眺めても解決しない悩みを抱えて葛藤するようになります。一人で悶々とするより、隣の誰かと昨日見たテレビの話でもした方が解決したような気持ちになるもんですが…。

インターネットで見かけた意見で世間に嫌気がさしつつも「愛されたい」という漠然とした欲求を抱えた女の子はたくさんの人に愛されるアイドルに憧れるようになります。そんな女の子が増えたのは「インターネットにのめり込んでいた中学生の価値観から成長していないから」だと私は思っています。

② アイドルとSNS

「中学生の価値観を持ったアイドル」が決して悪いわけではありません。私は、大人になるにつれて価値観は変わるものではなく、上書きされて許容範囲が広がっていくものだと思っています。なので、「中学生の価値観」は多分どんな大人の根っこにも残っているんです。そこを上手くくすぐる可愛いアイドルがいてくれたら…それはなんかもうノスタルジーとか、青春とかで胸がいっぱいになって応援しちゃいますよね。
だけど、ここで考えたいのは「中学生の価値観を持った、とっても繊細で傷つきやすいアイドル」の心です。

これを読んで下さっている皆さんはもちろんご存知かと思いますが、アイドルとインターネット。というか、SNSは切っても切れない関係です。SNS上での発信力が人気のバロメーターだったりしますよね。「インターネットは匿名であり、現実世界とは別である」と先程は書きましたが、今やその境界線も曖昧で、休日はSNSでの写真映えを目的として出かけたり、もはやインターネットを仮想の世界と捉えること自体が時代遅れのようです…。
なので、アイドルを名乗る以上、SNSの中でもアイドルとして生き続けなければいけません。
朝起きて夜ベッドに入るまで、アイドルとして発信し続けます。

何気ない自分の毎日を見て楽しんでくれている人がいるというのは嬉しいです。今までインターネットにしか生きる居場所を見出せなかったならなおの事かと思います。
ですが、本人は何気なく…なんの飾り気もなくSNSをしていたつもりなのに、アイドルとして見せる。ことを意識し始めると、本来の自分ではなく、アイドルとして働いている自分、常に他人から評価される自分でいなければ…と、少しずつSNSが億劫になっていきます。
ここで、「SNSはアイドル用の私なので、プライベートの私とは別人格!SNS上の出来事で一々傷つく必要はナシ!」とスイッチを切り替えられると良いのですが、なんせ純粋で不器用な「中学生の価値観」のまま大人になったので、SNSで起こる出来事にきちんと傷付いてしまうんです…。


(正直、今アイドルの頃の写真を見ると他人のような気がします。私も不器用なりにアイドルを演じていたみたいです)

③ スイッチを切り替える!

「不器用で一生懸命で特別じゃない女の子」というのはその子の魅力の一つだと思います。
ですが、一生懸命が過ぎて体調を崩してアイドルが出来なくなったら本末転倒です…。
なので、今アイドルとして生きている方は是非「アイドル用」「プライベート用」のスイッチを上手く切り替える方法を身につけて欲しいと思います。アイドルの時に起きた出来事はあくまでもアイドルとしての自分に言われただけ。プライベートの時間にまで持ち込む必要はありません!
(ちなみに、アイドルの時は「不器用で一生懸命」に見えるようにしておくのがおススメです♡)

私は「芸名をつける」という一番手っ取り早いスイッチをつけなかったのをめちゃめちゃ後悔しています…なんせ「中学生の価値観」のまま大人になったので…。
あ、でも、トレードマークにしていた金髪を辞めた時、少し肩の荷が下りたような、ホッとしたような気持ちになりました。金髪のお陰で、私のアイドルスイッチはずーっとオン状態だったのかもしれません。

最後に

「アイドルとして健康に生きることを考える!」なんて大きく出たけど、結局は考え過ぎないで上手く切り替えようね!ってことしか言えませんでした…。
でも、私も今までの人生ずっと何をするにも気が張ってて、そうしないとダラダラしているように感じて納得がいかなかったんですが、最近になってやっと「元気がない日があってもいいや〜!次の日元気になってればいいし、その繰り返しで長く続けていけたらそれで良いよね〜!」と思えるようになりました。
この調子でいけば長生き出来そうです。笑

それではまた来月!

次回予告

「正しい地下アイドルの辞め方」は、毎月第2水曜日に掲載。
第3回は、3月中旬掲載予定です。お楽しみに!

関連リンク

久保田奈津希Twitter https://twitter.com/natsuki0810n
公式HP http://natsuki.crayonsite.net/

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久保田奈津希
ミスiD2016アー写.com賞/ゴッドタン ヒムコ組.comもがなつき/その他経歴はHPをご覧下さい→ natsuki.crayonsite.net
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