レポ / インタビュー

人形劇、キン肉マン、バター作り…カオスすぎる「いかすアイドル天国」は笑いと熱気で満ちていた

いかすアイドル天国というイベントが新宿BE-WAVEにて開催された。事前情報は聞いていたのだけれど、僕はこれほどまでにカオスなイベントに遭遇したことがなかった。アイドルのイベントと果たして言えるのだろうか?

人形劇が始まり、
ライブ中にバターを作りだし、
メンバーの代わりにマネージャーがステージに立ち、
解散するグループがいて、
マイクが足りずに生声で歌い、
キン肉マンのビッグボンバーズが登場する…

 

意味がわからないと思うが、これらは数時間内に起きた現実であり、決して白昼夢を僕が見たわけではない。これを書いている今ですら情報過多で何から説明して良いのか混乱している。とにかくあの場所、あの瞬間は亜空間に放り込まれたとしか思えないカオスな世界が拡がっていた。

 

 

 

まず前日に発表されたトーナメント表からしておかしさは感じていた。トーナメント表がキン肉マンの「超人タッグトーナメント」になっているのである。これを見てもアイドルの情報を1mmも得ることができない。これ誰得?

 

 

 

出演するアイドルも何を基準に選んでいるのかよくわからない。12組のうち2組はこの日がアイドルとしてデビューする日だ。そして1組は一週間後に解散するというのである。「ニュースター発掘ライブ企画」と銘打ったトーナメント戦に解散するグループがいるって斬新すぎる。

 

 

 

 

それから審査員が豪華なのも見どころである。司会は中野ロープウェイのイトウさんが行い、審査員にライターの大坪ケムタさん、アイドル/芸人のメトロポリちゃんV、Summer Rocket運営のyossyPさんといった面々で、この人達がトークするだけでもお金取れるんじゃないか?と思えるくらいの人選だ。

前日に発表された情報だけでも謎が多いが、当日はさらに予測できない自体が次々に起こった。歌あり笑いありバトルありで、良く言えばエンターテイメントが詰まったイベント、悪く言えばなんでもありの無法地帯だ。

 

いかすアイドル天国に行ってみた

 

 

 

新宿BE-WAVEには開演時に着いたのだけれど、すでに人で溢れていた。当日は入場規制がかかるほど盛況なようだった。謎が多いイベントにも関わらず、ここまで参加する人が多いというのもまた謎イベントが謎イベントたる所以なのだろう。類は友を呼ぶということなのかもしれない。

会場は30人も入ればいっぱいになってしまうような小さなハコなのだけれど、今日は出場するアイドルが12組もいる。全員入り切れるのか…?と、そんな心配をしているうちにいよいよイベントが幕を開けた。

 

 

 

 

 

会場に音楽がかかり出場アイドルが登場した。

やはり人数が多すぎる関係で、各グループの1名ずつしかステージには立てないようだった。さらに全員が横一列に並ぶことができないので、コの字上に並んでいた。すし詰め状態とはまさにこのことだなと思った。

 

 

 

いかすアイドル天国の最大の特徴として、ステージの真ん中にでかいビンが置かれていることだ。これは観客が好きなように投げ銭を入れられる仕組みになっており、大会で優勝するとその中に入ってる金額を丸々総取りすることができるのだ。

会場の雰囲気と言い、お金が総取りというシステムと言いアンダーグラウンド感がすごい。もはやカイジをも思わせるような世界観である。

 

 

トーナメントいよいよスタート!!

 

 

 

 

1回戦目の先手で登場したのは「ぷらっくきゃっつ。」だ。宇宙で捨てられダンボールに乗って地球にやってきたというのがコンセプトのアイドルだ。

猫耳で登場したので、アイドルらしい可愛い歌を歌うのかと思いきや、BiSHのMONSTERSをヘドバンしながら絶叫し歌いあげた。オープニングにふさわしく勢いのあるスタートとなった。

 

 

 

対する2組目の「ぷれ☆すく」も猫耳で登場した。たまたま猫耳対決になったと思いきや、対戦相手のぷらっくきゃっつ。に合わせて事前に準備してきたものらしい。トーナメントを勝ち上がるための入念な準備だ。好感が持てる。

 

 

 

 

(猫耳を観客につけるパフォーマンスがあり、審査員の大坪ケムタさんも猫耳を着けられていた)

 

 

 

 

いかすアイドル天国では審査員がそれぞれ一票ずつ持っており、多数決で勝敗がきまる。負けたチームは即終了という意外にシビアなトーナメント方式となっている。

勝ち負けを観客にわかりやすくするために札が用意されているのだけれど、それがなぜかお寿司だった。なんで寿司?

 

 

 

一回戦はトーナメントに合わせて入念な準備をしてきたぷれ☆すくが勝利をおさめた。

そして続く2回戦から、いよいよいかすアイドル天国の真価が見ることができる。というかこの2回戦が事実上の決勝だと言っても過言ではないくらい激しい戦いだった。

 

 

 

 

「今日はバターを作りながら歌いたいと思います」

2回戦の一組目である「スーパー転校生X」は冒頭から訳の分からない宣言をした。メンバー全員が容器にバターの材料を入れて、ライブ中ずっと振っているのである。どうやったら「ライブ中にバター作ったら面白いよね!!」という発想が生まれてくるのだろうか。天才か。

前日から話題になっていたAKB総選挙の結婚ネタを取り上げて、曲の間奏中に

「私…前田敦子は、AKBをやめます…!結婚…結婚します!!」

と言い放つなど、スーパー転校生Xのパフォーマンスは異様な盛り上がりを見せた。対戦相手の「るなてん」はこれに対抗できるのか?と心配になるほどであった。しかし、その考えはまったくの杞憂であった。

 

 

 

 

 

るなてんの2人は謎のコスプレで登場した。登場してきたときは、何のためにこの格好をしているのかまったく理解できなかった。何のコスプレなんだろうと考えたあげく、僕はとあることを思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

これか!!!!!!!

 

 

 

こういうことか!!!

 

なんと運営がふざけて作ったトーナメント表に合わせて、キン肉マンのビッグ・ボンバーズのコスプレをしてきたのである。なんと芸が細かい!!
おそらく会場の半数はこのネタに気づいていなかったんじゃないかと思う。

 

 

そのあともマスクが外れそうになると歌うのを辞めて「超人はマスク脱いだらだめだから!!」と必死に顔を隠していた。キャラを守るプロ魂を感じた。

しかし、そのプロ根性が災いして「ねー歌ってよ!ちゃんと歌ってよ!!」言い合いになる場面もあった。さらに途中で自ら客席にダイブするなど、会場はおもちゃ箱をひっくり返したようにハチャメチャになっていた。

 

 

 

決勝戦でもおかしくないような盛り上がりをみせ、審査員もかなり悩んでいたが、辛くも勝利したのはスーパー転校生Xだった。

審査員のメトロポリちゃんVは「2回戦になったらバター出来ているんじゃないかと思って期待してスーパー転校生にしました!!」と言っていた。たしかにバターの結末は気になる…

そして2回戦が終了したところで、なんと司会の中野ロープウェイのイトウさんが本業のお店の開店があり、帰宅することになった。このイベント本当に自由すぎる…!!

 

 

3回戦は和装姿の「オーエス!!」と、コミックシンガーとしてソロで活動する「たまP」の対戦だ。

オーエス!!が歌うのはカントリーガールズがカバーした「涙のリクエスト」。和装でなぜその歌のチョイスなのか謎すぎるのは置いといて、 このグループは一週間後に解散を控えているということで、見ていて応援したくなるものがあった。

 

 

(審査員をガッツリ煽るたまP)

 

対するたまPはオリジナル曲である「い〜じゃんね」を縦横無尽にステージを動き回りながら披露した。2回戦とは打って変わってアイドルらしい対決となった。さっきの対戦との落差がすごい。

「今日解散するということで情が湧いてしまい入れました」と審査員の大坪ケムタさんもコメントしていたように、この対決を制したのはオーエス!!であった。ギリギリの状態というのは人の心を掴むものだ。

 

 

なお破れてしまったたまPは、新曲のCDが新宿のタワレコにて発売される。玉置浩二の5つ隣りに売っているらしいので、気になった人はぜひ玉置浩二を探してみよう。

 

そして続いて、4回戦はなんと今日が両者ともデビュー日という貴重な対決となっている。

まずは「JUNK PARTY」から…のはずだったが音源が見つからないということで、順番を入れ替えて先に「黒魔術団メリソス」からやることになった。

普段だったら「なんだよ!ちゃんとしろよ、運営!!」と思う人もいるかもしれないが、これがいかすアイドル天国の空気なのである。誰もが受け入れていたように思える。このグダグダな空気感が、だんだんと心地よくなっている自分がいることに気がついた。

 

 

 

 

そしていよいよこの日一番の衝撃を受けることになる黒魔術団メリソスのステージだ。おどろおどろしい曲に合わせてキツネの仮面を被った2人組が登場した。

 

 

 

グループ名からしてダークな雰囲気が漂っていたのでメタル系などの激しい曲を歌うのかと思いきや、なぜかプリキュアの曲が流れだした。

そして仮面を外して、無言で適当な踊りをしだした2人。

「今何が起きているんだろう?」と会場は戸惑いで溢れていた。何が始まったのか誰もが理解していなかった。

 

 

 

黒魔術団メリソスは新興宗教として神を名乗るクリスタルののと、その信者である黒沢えりいの2人組だと自ら自己紹介をした。そしてなぜかわからないが、サンリオの人形を使用した人形劇が始まった。

会場全体がそのまま異世界に飛ばされたように、一気に黒魔術団メリソスの空気に変わった。「なんだこれ」「これは見なかったことにしよう」「何を見ていたんだ」と観客からはざわつきも見られたが、いずれも全員が笑っていた。

 

 

 

人形劇の中身も「この人形使う許可は取ってないです」「今かかっている曲はyoutuberがよく使う無料のやつです」とメタ発言連発のカオスなものだった。さらに緊張からなのか、黒沢えりいの声量が小さく終始何を言っているのか聞き取れないのである。

そしてそのまま最後まで歌を歌わず、何を見せられているのかわからないまま時間切れとなり終了となった。なんの時間だったのだろうか。そして何を見ていたのだろうか。事故現場どころではなく天災レベルの数分間だった。

 

 

 

黒魔術団メリソスの衝撃が尾を引いたまま、今度は先ほどトラブルがあって後回しになった「JUNK PARTY」の番だ。まねきケチャの「冗談じゃないね」がかかり、会場からは「待ってました」と言わんばかりにコールが始まった。

しかしそんな会場の盛り上がりとは裏腹にJUNK PARTYのメンバーはなぜか困った顔をしていた。

 

 

音源は見つからないし、曲は間違われるしハプニング続きだ。会場からも「本当に(この状況が)ジャンクパーティーだよ!!」という名言が飛び出し、拍手喝采となった。

 

 

トラブルが続いたが、℃-uteの「Danceでバコーン!」が流れ出し、ようやくJUNK PARTYのステージが始まった。

初ステージとは思えないくらい歌もダンスも良かったし、大坪ケムタさんも「これからアイドルとして成長の可能性がある」と感想を述べていた。ライブの終わりにも「ハプニング続きで申し訳ないです!」という言葉をメンバーが客席に向けて口にしており、好印象が持てるグループだった。一度ちゃんとしたライブを見に行ってみたいものだ。

しかし結果としては、会場を異世界へと誘った黒魔術団メリソスに軍配が上がった。トラブル連続なうえに最初の相手が黒魔術団メリソスになるなんて、JUNK PARTYからしたらデビュー戦でいきなりタイガー・ジェット・シン出て来るような出来事だ。

 

 

 

5回戦目の「はわわ☆ステーション」と「HAMIDASYSTEM」の対決はアイドルらしい戦いとなった。

はわわ☆ステーションの選曲はBiSHの中でも異色のOTNKだ。OTNKは英語なのか日本語なのかわかりづらい歌い方が特徴的な難しい曲であるが、はわわ☆ステーションはこれを見事に歌い上げていた。

 

 

 

 

 

対するHAMIDASYSTEMはまさに正統派アイドルと言える実力だった。アイドルとしての存在感が、今回のイベントでは群を抜いていた。一つ前の人形劇やハプニング続きの対決で忘れていたが、HAMIDASYSTEMとはわわ☆ステーションを見て、自分がアイドルのイベントに来ているということを急に思い出した。

 

そして、この正統派対決を制したのはHAMIDASYSTEMだ。はわわ☆ステーションも良かったのだが、メトロポリちゃんVが「私はかわいい系が好きだからHAMIDASYSTEMにしました!好みの問題だと思います!」と言っていたように、審査側も甲乙つけがたい好カードだった。

 

 

 

そして一回戦のラストは「さっきの女の子、」と「すこやか健康クラブ」の対決だ。

さっきの女の子、はメンバーが5人いるのだけれど、なんとこの日使用できるマイクは3本しか用意されておらず、「どうするの?どうする?生歌?」と言っているうちに曲が始まってしまった。

 

 

(マイクを持ったつもりで歌い続けた乃々宮いぶ)

 

なんと結局はそのままマイクを持たずに生歌で乗り切ることになってしまった。しかし、さっきの女の子、のメンバーはそんなことも意に介さず、笑顔でハプニングを乗り越えていた。気合いで乗り越えてしまう力強さに心打たれた。

 

 

 

そして気合が入っていたのはすこやか健康クラブも同じだ。「イベントに間に合わないので御社面接蹴ってきました!〇〇社落ちました!!」とおつねさんが言い放ち、会場は大盛り上がりし曲はスタートした。ファンキーすぎる。

会場もその大胆な行動に気持ちがノッたのか、コールにも熱が入っていた。とくに「るとちゃん」コールはこの日一の声量がでていた。

 

 

そしてラストのおつねさんの「就活なんてくそくらえ!!!!」という魂の叫びで大盛り上がりし終了となった。気持ちが全面にでていて圧倒されるパフォーマンスだった。観客からも謎の「御社ーーーー!!!!」という叫びが響いた。

 

「就活を蹴ってこのイベントに来るのはバカみたい!だから票入れちゃう!!」とメトロポリちゃんVさんが評価したように、この対決はすこやか健康クラブが勝利を納めた。さっきの女の子、は人数的にももっと大きいステージであれば結果は変わったかもしれない。何よりも大きいステージであればマイクが足りているはずだから。

 

いよいよ準決勝、そして決勝へ…

 

カオスなことが起きてばかりの1回戦だったが、ここからさらに白熱した戦いが繰り広げられる。

 

 

 

準決勝の一戦目は、ぷれ☆すくとスーパー転校生Xである。

ぷれ☆すくは一回戦で猫耳をつけていたが、対戦相手のスーパー転校生Xということで赤白帽を被って「スーパー新入生P」として登場した。

 

 

(メンバー自ら客席に飛び込みコールをかける一面もあった)

 

 

 

準決勝まで相手のことを考えて準備しているその用意周到さにはワクワクさせられるものがあった。エンターテイナーだ。

そして、新入生ということで桜を撒き散らす芸まで披露した。ぷれ☆すくのしっかりとしたイカ天対策には舌を巻くばかりである。

 

 

 

 

一方でスーパー転校生Xはなんと往年の名曲である「かもめが翔んだ日」を披露。

得意(?)のバター芸も一回戦に続いて行い、スーパー転校生Xと観客が一体となり大いに湧いた。

 

 

 

(グループ関係なく全員でさくら吹雪のゴミを片付けていた。対決のあとの友情だ。)

 

どちらのパフォーマンスも素晴らしく盛り上がったのだが、「ここでかもめを歌われたら勝てない」と審査員のyossyPさんが語っていたように、選曲に技ありということでスーパー転校生Xに軍配が上がった。

 

 

 

 

そして続いての対決は、オーエス!!と黒魔術団メリソスである。解散を控えたグループと、今日がデビューのグループが戦うというなんとも世にも奇妙な対戦カードとなった。

オーエス!!も引き続き往年の名曲である「恋のダイヤル6700」を歌っていた。解散が近いと思うと曲中の「これが最後のチャンスだよ」という歌詞が妙にしみる。

 

 

 

そして先ほど異次元を作り出した黒魔術団メリソスの登場である。一回目と同じように物々しい雰囲気の登場→一転して明るい曲からのダンス→人形劇へと流れるように進んでいく。

 

 

 

 

一回目のパフォーマンスではどよめきが起こっていた会場であるが、黒魔術団メリソスに対する戸惑いはいつしか「次は何するんだ?」という期待に変わっていた。

 

 

 

 

今回のステージでは審査員へのワイロを渡すこともしていた。さらに観客に何も入っていない箱を渡し「当たりですか?ハズレですか?」と自己申告製のくじ引きをさせる謎のゲームもやり始めた。人形劇も相変わらずでメタ要素満載でおもしろい。最終的には「結婚するので解散します!」と言い放って幕を閉じた。もうめちゃくちゃだ。

ただこのグループがすごいのは、人形劇は脈絡のないことをやっているように見えるが、クリスタルののの頭の回転が早く、口から出てくるワードが的を射ているので笑えるのである。不安定さと平静が入り交じった綱渡りをしているようなおもしろさがあった。

勝敗は自分たちの雰囲気をガッツリと作り上げた黒魔術団メリソスが勝利した。このグループは色んな意味で強すぎる…!!

 

 

 

 

 

そして準決勝の最後の対戦はHAMIDASYSTEMとすこやか健康クラブである。

まずはHAMIDASYSTEMからなのだが、やはり素晴らしいパフォーマンスであった。歌やルックス、ダンスなどの総合力を含めると、今日のイベントでは一つ抜き出ているものがあった。あと黒魔術団メリソスの次だったので、二日酔いの次の日に冷たい水を飲んでいるような落ち着いた気持ちになれてよかった。安心感が違う。

 

 

 

一方、すこやか健康クラブは先ほど就活に怒りを燃やしていたおつねさんが体調不良になってしまい、なぜかマネージャーが出場しオリジナル曲であるSUKOYAKAを披露した。ここまでくるともうなんでもありだ。色々なことが起こりすぎて、次にボブ・ディランがステージに登場しても驚かないくらい心構えが出来始めていた。

この対決は、やはりメンバーが欠席してしまったのもあり、HAMIDASYSTEMが勝利を納めた。

 

 

そして優勝者が決まる…

 

いよいよ決勝へ。ここまで勝ち残っているのは、スーパー転校生X、黒魔術団メリソス、HAMIDASYSTEMの3組だ。決勝はそれぞれの持ち味が存分に出ている名勝負となった。

 

 

 

スーパー転校生Xは背中に一文字ずつつけて、「なんの文字になるでしょう?」というクイズをやりつつライブを行い、会場を盛り上げた。決勝になっても芸が残っているのはさすがである。

 

 

 

黒魔術団メリソスは、決勝でも相変わらずの空気感で会場を包んだ。決勝では「NHKの追い返しかた」というファンシーな世界とはかけ離れた斬新な人形劇を披露した。最後の人形劇が一番おもしろかった。まさかの尻上がりタイプ。

 

 

 

そしてHAMIDASYSTEMは圧倒的な実力で、他に追随を許さず、ラストにふさわしいパフォーマンスを披露した。ラストということも相まってか、これまで以上に会場は熱気に包まれた。

 

 

3組がそれぞれ一曲ずつ披露したところで、いよいよ優勝が決まる結果発表のときがきた。

盛り上がりで言えばスーパー転校生X
強烈なインパクトがあるのは黒魔術団メリソス
アイドルという実力を見ればHAMIDASYSTEM

それぞれに良いところがあり、実に甲乙つけがたい決勝にふさわしい戦いだ。

 

 

 

(審査員の方々もかなり迷っている様子で、この日初めて3人で話し合う姿が見られた)

 

 

 

そして審査の結果は…なんとそれぞれ1票ずつとなり、引き分けとなった

この場合どうなるんだ?全員優勝?

 

 

 

そう思っていると、ステージの真ん中に黒ひげ危機一髪が運ばれてきた。どうやらこれを飛ばしたグループが優勝ということらしい。最後の最後は運によって優勝が決まる。やはり売れるためには運という神に愛されることも必要だということなのかもしれない。

 

緊張の中、順番に一組ずつつ剣を刺していく…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、いよいよ決着のとき…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優勝はなんと会場を異空間へと誘った黒魔術団メリソスとなった。インパクト抜群の彼女達が、最終的に運で優勝を勝ち取ったのはまさに「いかすアイドル天国」というイベントを象徴している結果となった。

デビュー日にトーナメント優勝というアイドルとして、黒魔術団メリソスは華々しいスタートをきった。本当におめでとうございます!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とんでもないイベントだけど、とんでもなく良いイベントでもあった

 

 

 

 

歌あり笑いありドキュメントありの本当に良いイベントだった。トーナメントという勝負の世界なので見ていてワクワク感もあるし、黒魔術団メリソスのような異質なグループが優勝するのもこのイベントならではだと思う。こういったイベントで久しぶりに腹を抱えて笑った気がする。

あと出場しているアイドルのジャンルも多岐に渡っていたし、僕個人としても色々なタイプのアイドルを見ることができて大満足なイベントとなった。

「アイドルイベント」としてのおもしろさの枠を越えていると思う。今後どんどんもっとおもしろくなっていきそうなので、いかすアイドル天国に注目していきたい。

というよりか7月30日に新宿ロフトバーにて第三回が行われることが決定しているらしい。出場したいアイドルも、見に行き人もぜひいかすアイドル天国(@ikaten_idol)のTwitterをチェックしておくと良いかもしれない。

 

 

 

 

 

ちなみに優勝者に渡される予定の投げ銭は実はお金がほとんど入っていなかった。なぜかシーチキンとかが入っていた。

終わった後に黒魔術団メリソスのクリスタルののが、会場を周って「お金入れてください!!」と集金していて、王者の風格も何もなくて、最後までカオスで思わず笑ってしまった。

 

出場者一覧

 

■黒魔術団メリソス
クリスタルのの(@crystalnono)
黒沢えりい(@eriidead

■HAMIDASYSTEM(@HAMIDASYSTEM)
MITSUI AMEBA(@HMDS_AMEBA)
HASEGAWA BEET(@HMDS_BEET)
SODA(@HMDS_SODA)

■スーパー転校生X(@supertenkousei)
転校生E1(@onnnaichi)
転校生F2(@iamtwochan)
転校生B(@tenkousei_B)

■すこやか健康クラブ(@sukoyaka_kenko)
おつね(@oooooh_tsune
舞浜みづゑ(@maihama_midue)
宇宙ると(@uchu_ruto )

■るなてん(@runa_ten_ )
るな(@xxsimizu195611
てん(@o_te_n_

■ぷれ☆すく@pre_suku
ㅤ白河なな(@__srkw7
東條ゆか(@Yuka_Tojo
桜木妃奈(@___hinachan227
三科てんか(@tenka_misina
楠城あむ(@amu_nanjoh

■さっきの女の子、(@InfoSakijo)
雨音 うみ(@a_umi_sakijo
来栖 るぶ(@rubu0725_sakijo
霜月まふゆ(@s_mahuyu_sakijo)
乃々宮いぶ(@nono_ibu_sakijo)
古川すい(@sui_sakijo)

■JUNK PARTY(@JUNKPARTY_)
Al!ce(@JUNKPARTY_Alice)
ぽん。(@JUNKPARTY_pon)

■たまP(@ootoritama)

■はわわ☆ステーション(@hwwstation)
彩咲ぽんぬ ( 碧みゆう (
酸味りい ( 

■ぷらっくきゃっつ。(@Prak_cat)
りんりん・アラ・もーど()
しろかぷる・ホワイトローズ()
れいこ()

■オーエス!!(@OS_information)
いもちゃん(
もちやま( )

 

著者プロフィール

megaya

大学中退後にママチャリ日本一周をして、web系のベンチャーに就職。
オモコロ×デイリーポータルZが主催したおもしろ記事大賞に入選し、デイリーポータルZにて記事を書くようになる。
その他に書いた媒体として、価格.comマガジン、それどこ(楽天)、SUUMOタウンなどがある。

Twitter:@megaya0403
ブログ:megayaのブログ

 

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