ラストアイドル追跡企画

グループの方向性を決める二人の挑戦者-『ラストアイドル』第10回

ヤンキーアイドルと王道派アイドルの挑戦

アイドルグループには、進むべき方向性というものがある。
もちろん、その「方向」は、プロデューサーなり運営なりが決めるものだが、メンバーの能力やキャラクターによって大きく左右されるのも事実だ。
「ラストアイドル」第10回。今回は二組の対決が放送されたが、いずれもグループとしての方向性を変えるような大きな存在感のある挑戦者たちだった。

C-Style 八剱咲羅

一人目は、木更津のヤンキーアイドルユニット「C-Style」の八剱咲羅。その名の通り、金髪にヤンキーファッションというバリバリにコンセプチュアルなアイドルだ。
しかし、実際には正統派のアイドルに憧れていたといい、今回の挑戦となった。
もし彼女がメンバーに加わることになれば、グループとしての「幅」が広がるのは間違いないだろう。
幅広いキャラを持ったメンバーが一つにまとまることで生まれる化学反応。そんな何かが期待できた。


対戦相手に指名されたのは、立ち位置5番、長月翠。
まずは先攻の八剱。選曲したのは、岡本真夜の「TOMORROW」。
正統派の歌声で、ヤンキー姿とのギャップが魅力に思える。

対する長月が選んだのは、多田ヒカルの「First Love」。
歌声も魅力的だが、時おり見せる表情がとても愛らしい。

ジャッジを託された審査員は、漫画家の倉田真由美。
選ばれたのは、長月翠。
正統派のアイドルとしては、やはり長月が上だという判断だろう。
ここで、「ラストアイドル」は、一つの選択をしたことになる。
必要以上に幅を広げるのではなく、現状の方向性のまま進むということだ。

八剱咲羅(やつるぎ さくら)

千葉県木更津市出身。2013年に結成されたヤンキーアイドルユニット「C-Style」に中学生時代から参加。現在同ユニットの4代目総長を務める。「房総の月下美人アフター5のシンデレラ」のキャッチフレーズ通り、ヤンキーファッションの裏に美しい素顔が見え隠れする。19歳。
《アイドル性:3 ルックス:4 歌唱力:3 キャラクター:4 ダンススキル:3 将来性:3》

元アモレカリーナ 松本ももな

二組目の挑戦者は、元「JSガール」のモデルで、アイドルユニット「アモレカリーナ」でも活躍した、松本ももな
経歴にたがわぬ美少女で、スタジオ登場のシーンでは一瞬息をのんだ。

指名された暫定メンバーは、センターの間島和奏。
ここでの選択ポイントは年齢だ。


現在の暫定メンバー7人の平均年齢は17.14歳、指名された間島が松本に替わった場合の平均年齢は16.71歳。実はこの差が大きい。


乱暴な言い方かもしれないが、アイドルグループはその性格によって、二つに分けることができる。一つは完成されたパフォーマンスを見せ、ファンを魅了するタイプ。もう一つは未完成であってもその成長を見せていくタイプだ。
実際には、その二つの要素を組み合わせるパターンが多いのだが、その基準となる大事な要素の一つが年齢なのである。
平均年齢が17歳より上か下か。それによって見せ方が変わってくるということだ。

いよいよ対戦。
先攻の松本が選んだのは、欅坂48の「青空が違う」。
緊張はしているのだろうが、しっかりとフリもつけたパフォーマンスは安定感があった。
14歳でこれだけのプレッシャーに打ち勝てるのは見事なものだ。

対する間島は、うしろゆびさされ組の「渚の『…』」。
こちらは客席にアピールする余裕も見せ、作戦で勝負に出たという印象。

これは難しい戦いだ。
このまま「パフォーマンスを見せるグループ」にするなら間島、「成長を見せるグループ」にするなら松本といったところだろうか。
選ばれた審査員は「バンドワゴン」の作曲者、白戸佑輔。
彼が選んだのは、間島和奏。
ここでまた、「ラストアイドル」の方向性が一つ見えたということだろう。

今回の最終ジャッジは3-1。
間島の勝因のひとつは選曲にあると思う。「渚の『…』」のイントロを聴いた時、まったく虚を突かれた。おそらく、審査員も年代的に同じような印象を持ったのではないだろうか。
戦いを経験することで、より強くなっていく。間島からはその成長が顕著に見て取れる。



松本ももな(まつもと ももな)

神奈川県出身。小学5年生の頃より、ファッション雑誌「JSガール」の専属モデルとして人気を集める。同雑誌のモデルらで結成されたアイドルユニット「アモレカリーナ」のメンバーとしても活躍した。2016年、専属モデルとユニットを卒業している。
《アイドル性:4 ルックス:5 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:2 将来性:5》

10月7日放送時メンバー

■評価方法
 [アイドル性] [ルックス] [歌唱力] [キャラクター] [ダンススキル] [将来性] の6項目について5段階評価で判定。
※メンバーのパラメーターは毎週更新いたします。

1.間島和奏(まじま わかな)

初期メンバーでセンターに選ばれた間島。アイドルへの憧れは強く、2012年のavexアイドルオーディションでは最終審査に進み、2013年の「AKB48グループドラフト会議」でも最終選考に残った逸材だ。今まで、デビュー目前で夢に手が届かなかった分、今回のチャンスにかける意気込みは大きいことだろう。はたして、これまでの雪辱を果たすことはできるだろうか?17歳 161cm。
《アイドル性:4 ルックス:4 歌唱力:4 キャラクター:3 ダンススキル:4 将来性:3》

2.吉崎綾(よしざき あや)

現在のところ、メンバー最年長の吉崎。母親がフィリピン人、父親が日本人のハーフで、自身も幼少期をフィリピンで過ごした。2016年に出演した高田引越センターのCMで話題となり、雑誌のグラビアをかざる。2017年には、元チェッカーズの鶴久政治プロデュースよるユニット「243と吉崎綾」としてCDデビューも果たしている。アイドルとしてのラストチャンスにどう挑むのか。21歳 150cm。
《アイドル性:3 ルックス:5 歌唱力:3 キャラクター:4 ダンススキル:3 将来性:3》

3.小澤愛実(おざわ あいみ)

神奈川県在住、中学2年生の最年少。アイドル活動は初めてというフレッシュさが魅力。絵を描くのが得意で、「神奈川県ビエンナーレ国際児童画展」という絵画展に入選したこともあり。第一回の放送では、挑戦者である王林から指名を受け、最初のバトルを繰り広げることになる。芸術性にあふれた彼女が、これからどのような魅力を見せてくれるのか楽しみである。14歳 160cm。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:4 ダンススキル:2 将来性:5》

4.安田愛里(やすだ あいり)

サンミュージックに所属に所属し、女優として映画「クロノゲイザー時空の結び目」への出演経験がある他、NHK-Eテレ「テストの花道 ニューベンゼミ」にもレギュラー出演中。女優養成プロジェクトである「アクトレスインキュベーション」の5期メンバーとして舞台も経験している。歌やダンスについては未知数だが、抜群のルックスとスタイルの良さを武器に、アイドル界に戦いを挑む。18歳 163cm。
《アイドル性:4 ルックス:5 歌唱力:3 キャラクター:4 ダンススキル:3 将来性:3》

5.長月翠(ながつき みどり)

2015年から、前座限定アイドルユニット「オープニングシスターズ」の黒色担当メンバーとして活動する他、2016年には個人でグラビアDVDも出している。歌やダンスも経験済みだが、今回のユニットでどこまで実力を伸ばせるか。また、自らアイドル好きを公言しており、つりビットやGEMのファンだという。ヲタク心を持った彼女はどこまでファンの心をつかめるだろうか。17歳 151cm。
《アイドル性:5 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:4 ダンススキル:4 将来性:4》

6.鈴木遥夏(すずき はるか)

千葉県出身。2017年、原宿にあるファッション&フードスペース「ソラド竹下通り」のイメージモデルコンテストで「ソラドガールズ5期生」に選ばれ、ファッション誌でモデルを経験。アイドルに憧れダンスレッスンなどを積んできたが、本格的な活動は今回が初めてとなる。14歳 161cm。
《アイドル性:4 ルックス:4 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:4 将来性:5》

7.古賀哉子(こが やこ)

2012年、ミスセブンティーンコンテストのファイナリストに選ばれるも、グランプリには手が届かず(グランプリは広瀬すず)。現在は、地元・福岡の事務所「スパークル☆プロモーション」に所属し、ほっともっとのCMや、久留米市のプロモーションビデオなどに出演するなど、芸能活動を行っている。2016年には、過去に松雪泰子や田中麗奈を輩出している、月刊くるめ主催の「いちご姫コンテスト」でグランプリを獲得。空手の経験があり、自ら「負けず嫌い」と評する性格で、今後どんな活躍を見せてくれるか注目だ。19歳 159cm。
《アイドル性:4 ルックス:5 歌唱力:3 キャラクター:4 ダンススキル:4 将来性:4》

10月7日放送分2ndユニット候補

王林(おうりん)

青森のローカルアイドル「りんご娘」の第7期メンバー。グループではリーダーとして活動中。170cmのスラリとしたスタイルと、津軽弁を話すキャラクターのギャップが魅力。りんご娘は、全国のアイドルがアニメのカバー曲を歌い、そのパフォーマンスを競うコンテスト「愛踊祭」の昨年の覇者。19歳 170cm。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:4 キャラクター:4 ダンススキル:4 将来性:3》

相澤瑠香(あいざわ るか)

宮城県出身、在住の相澤。2014年から2016年まで、仙台のローカルアイドル「sendai☆syrup」のメンバーとして活動していた。2016年末から開催された「女子高生ミスコン2016‐2017」では、北海道・東北地方予選ファイナリスト14名に残るなど、ルックスの良さもポイントが高い。クラッシックバレエの経験があり、そのパフォーマンスが期待される。18歳 164.4cm。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:4 将来性:3》

朝日花奈(あさひ かな)

中学時代からアイドル活動を始め、「スマイル学園 福岡校中等部」「メトロポリス」「少女交響曲 ~Girls Symphony~」、そして現在所属している「Tokyo Rockets」と4つのユニットを経験する。また、グラビアでも活躍しており、ソロDVDを発売する他、雑誌「ヤングアニマル」とDMM.yellの主催する「YAグラ姫2017」では、最終の8人に選ばれた実績を持つ。千葉県出身。20歳 155cm。
《アイドル性:4 ルックス:5 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:3 将来性:3》

滝口きらら(たきぐち きらら)

千葉県出身。田村淳プロデュースのアイドルユニット「KAGUYA」のメンバーとして、2016年4月にデビュー。アイドルユニット「drop」の滝口ひかりの妹として話題になる。2017年3月にKAGUYAを卒業し、現在はソロとして、ライブ、ラジオ、舞台などで活動している。17歳 155cm。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:4 キャラクター:3 ダンススキル:3 将来性:5》

池松愛理(いけまつ あいり)

福岡県久留米市出身。2014年「いちご姫コンテスト」グランプリ。小学生の頃にヒップホップを習い始め、ダンスの腕を磨く。2015年12月「Rev. from DVL」に新メンバーとして加入。2017年3月にグループ解散。福岡の事務所、アクティブハカタに所属し、モデルなどの活動をしている。21歳 162cm。
《アイドル性:3 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:2 ダンススキル:5 将来性:3》

高橋真由(たかはし まゆ)

埼玉県春日部市出身。今年の3月に豊洲PITで開催れた「Popteen胸キュン祭」のオーディションステージで準グランプリを獲得。アイドル活動はしておらず、今回の「ラストアイドル」が初めての挑戦となる。陸上部所属で、特技はボクシングというスポーツ少女。14歳。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:3 将来性:4》

MISAKI

秋田県秋田市出身。地元のローカルアイドルユニット「pramo」「Aither」で活動後、2015年3月にアイドルラップユニット「ライムベリー」に加入。今年8月20日「ラストアイドル」挑戦のため、同ユニットを卒業した。9月15日に発表された「ミスiD2018」のファイナリストにも選ばれている。18歳。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:3 将来性:4》

山田まひろ(やまだ まひろ)

8歳からダンスを習い、ダンスユニットへの所属経験もあり。その分野は、ジャズやバレエから、ヒップホップ、タップダンスにまで及ぶ。第一回の放送では、わずか一週間という練習期間でフリを覚えなければならず四苦八苦するメンバーの中、抜群のパフォーマンスで実力の差を見せつけた。グループ一の長身を活かし、ダンスでグループを引っ張っていけるか注目だ。18歳 165.5cm。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:5 将来性:3》

最後に

例えば、大相撲の横綱に「品格」が求められるように、アイドルグループのセンターにもその「風格」が必要だ。
間島にはそれが見えてきた。
今の彼女を倒すのはなかなか難しいだろう。
しかし、「挑戦するからにはセンター」というような女の子が出てきているのは、アイドル業界全体を見た場合、実に頼もしい状況だ。
メンバーとして残る者、そして敗れた者、どちらもみな魅力的な女の子ばかりだ。それを考えると、のちにアイドルの歴史を紐解いたとき、「ラストアイドル」というプロジェクトがひとつの転換点として評されることになるかもしれない。
来週はセカンドユニットの詳細も発表されるとのことだが、現在残っているメンバーにも多くの物語があるように、敗れたメンバーにもたくさんの物語があるはずだ。
それらが一つに結び付いたとき、私たちはどんな世界を目にすることになるのだろう。

ラストアイドル放送予定日

ラストアイドル第10回目の放送は、10月14日(土) 24:05から。全国テレビ朝日系列で。








ラストアイドル次回予告動画

ラストアイドル関連リンク

ラストアイドル公式サイト https://last-idol.com/
テレビ朝日 ラストアイドルページ http://www.tv-asahi.co.jp/last-idol/
ラストアイドル公式ツイッター https://twitter.com/last_idol_pr
テレビ朝日公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/user/tvasahi/featured

吉崎綾 https://twitter.com/YOSHIZAKI_AYA
安田愛里 https://twitter.com/pyon_yasuda
長月翠 https://twitter.com/miffy00517
鈴木遥夏 https://twitter.com/haru_0362
古賀哉子 https://twitter.com/YK1227_

りんご娘 https://twitter.com/ringomusic_sf
相澤瑠香 https://twitter.com/i_ruka0522
山田まひろ https://twitter.com/m_a_h_i_r_o1015
朝日花奈 https://twitter.com/TR_kana0713
滝口きらら https://twitter.com/k_takiguti
池松愛理 https://twitter.com/ai________08
高橋真由 https://twitter.com/mayuuuu0917
MISAKI https://www.instagram.com/misaki603/
八剱咲羅 https://twitter.com/cs_sakura4649
松本ももな https://twitter.com/momonan_love

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プレヤード
おたぽる(サイゾー)や、ガジェット通信などへの寄稿を中心に活躍する、アイドル&美少女系ライター。 アイドルを追いかけてはや○○年。ここまで来たら生涯を捧げる覚悟です(^^; ameblo.jp/pleiad1002/
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コメント

    • 通りすがり
    • 2017年 10月 14日

    なんで滝口きららと高橋真由のダンススキルが3で
    松本ももなが2なの?

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