ラストアイドル追跡企画

選ばれる理由はひとつではない-『ラストアイドル』第12回

大きく波紋を呼んだ審査員のジャッジ

今までアイドルのオーディション番組は数多くあった。
その時々でたくさんの審査員が判断を下し、また、多くのアイドルが選ばれてきたことだろう。
それらを見ていて思うのは、彼女らが選ばれた理由は、実に様々な要因が絡みあってのことということだ。
歌唱力、ルックス、キャラクターなど、比較的分かりやすいところだけではなく、持っている雰囲気や、身にまとった空気感など、現場にいないとわからないようなこともある。
極論してしまえば、そのジャッジを下した審査員と出会ったことまでが、本人の持っている才能だと思う。

「ラストアイドル」第11回。まずは、前回入れ替わったメンバーによる「バンドワゴン」の披露から始まった。
前回との収録の合間は30分~1時間しかほどしかないとのことだが、しっかり自分のものにしているものに驚かされる。
新センターの阿部菜々実は役割をしっかりと果たしていた上、スラリとした長身で、メンバーの中でもよく映えていた。

そして、対戦へ。
最初の挑戦者は、現役のヘアメイク西村歩乃果、22歳。
これまでにアイドルの経験はなく、芸能界で様々な人のヘアメイクを担当するうちに、自分もやってみたいと思うようになったとのこと。
その美しい顔立ちは、乃木坂46にいてもおかしくないようなクオリティだ。

彼女が指名した暫定メンバーは、立ち位置2番、吉崎綾。
これまでの放送の中で、唯一対戦をしてこなかったメンバーだ。
年齢的にも21歳と、近いことも理由の一つであったかもしれない。

対戦で西村が選んだのは、乃木坂46の「ガールズルール」。
のびのびとした歌声で落ち着いている様子だ。

一方の吉崎は、小泉今日子の「なんてったってアイドル」で勝負。
メンバーといる時の「お姉さんキャラ」とは違い、ひとりのアイドルとしての魅力をぶつけてくる。

ジャッジする審査員は、評論家、宇野常寛。
彼が選んだのは、吉崎綾。
破れても「チャレンジしたことに意味があった」と語る西村も十分に魅力的だった。


続いて登場したのは、沖縄の高校1年生、蒲原令奈。
芸能活動はしていないが、自身の歌を投稿したYouTubeで話題となった少女である。

指名されたのは、立ち位置5番、長月翠。
名前が呼ばれた時、一瞬笑顔を見せ、軽くうなずく。
何度か目にしているが、この瞬間のスイッチが入る感じがいい。

先攻の蒲原、曲はYUIの「Good-bye days」。
緊張のせいかやや声が震えているが、独特な節回しのようなものも感じられて、個性的なパフォーマンスだった。

対する長月は、乃木坂46の「ハルジオンが咲く頃」で勝負に出る。
ステージをいっぱいに使って、歌い、踊る。
あらためて彼女のアイドル性の高さが引き立つ。

審査を託されたのは、プロインタビュアー吉田豪。
「最初から決まっています」そう言って呼んだ名前は、蒲原令奈。
他の審査員が驚きの表情を浮かべる。
それもそのはず、吉田豪以外の3人は全て長月に入れていたのだ。

今回のジャッジ、吉田豪は「歌だけではない」と話していたが、確かに選ばれた要因はそこだけではないだろう。
彼女のルックス、着ていた服、身にまとっていた空気、それらを総合したものが、吉田豪のアンテナが反応したのだと思う。
確かに今までのラストアイドルには無かったタイプの存在だ。今後どう成長していくか、楽しみである。

ラストアイドル暫定メンバー(10月21日放送時)

■評価方法
 [アイドル性] [ルックス] [歌唱力] [キャラクター] [ダンススキル] [将来性] の6項目について5段階評価で判定。
※メンバーのパラメーターは毎週更新いたします。

1.阿部菜々実(あべ ななみ)

山形県出身。幼い頃からアイドル活動を始め、9歳で「パクスプエラ」の前身となるユニット「mImi(ミミ)」に加入。グループ活動の傍ら、2012年にはミュージカル「王様と私」で女優を、2013年には仙台コレクションでモデルも経験する。15歳 168cm。
《アイドル性:5 ルックス:4 歌唱力:4 キャラクター:3 ダンススキル:4 将来性:5》

2.吉崎綾(よしざき あや)

現在のところ、メンバー最年長の吉崎。母親がフィリピン人、父親が日本人のハーフで、自身も幼少期をフィリピンで過ごした。2016年に出演した高田引越センターのCMで話題となり、雑誌のグラビアをかざる。2017年には、元チェッカーズの鶴久政治プロデュースよるユニット「243と吉崎綾」としてCDデビューも果たしている。アイドルとしてのラストチャンスにどう挑むのか。21歳 150cm。
《アイドル性:3 ルックス:5 歌唱力:3 キャラクター:4 ダンススキル:3 将来性:3》

3.小澤愛実(おざわ あいみ)

神奈川県在住、中学2年生の最年少。アイドル活動は初めてというフレッシュさが魅力。絵を描くのが得意で、「神奈川県ビエンナーレ国際児童画展」という絵画展に入選したこともあり。第一回の放送では、挑戦者である王林から指名を受け、最初のバトルを繰り広げることになった。芸術性にあふれた彼女が、これからどのような魅力を見せてくれるのか楽しみである。14歳 160cm。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:4 ダンススキル:2 将来性:5》

4.安田愛里(やすだ あいり)

サンミュージックに所属に所属し、女優として映画「クロノゲイザー時空の結び目」への出演経験がある他、NHK-Eテレ「テストの花道 ニューベンゼミ」にもレギュラー出演中。女優養成プロジェクトである「アクトレスインキュベーション」の5期メンバーとして舞台も経験している。抜群のルックスとスタイルの良さ、そして天然のキャラクターを武器に、アイドル界に戦いを挑む。18歳 163cm。
《アイドル性:4 ルックス:5 歌唱力:3 キャラクター:4 ダンススキル:3 将来性:3》

5.蒲原令奈(かもはら れな)

沖縄県出身、在住。アイドル活動経験はないものの、YouTubeで公開した歌唱動画が120万回以上の再生を記録し、話題となる。数多くの実力者アイドル、アーティストを生み出してきた沖縄の伝統を受け継いだ正統派美少女。15歳 148cm。
《アイドル性:3 ルックス:3 歌唱力:4 キャラクター:4 ダンススキル:2 将来性:4》

6.鈴木遥夏(すずき はるか)

千葉県出身。2017年、原宿にあるファッション&フードスペース「ソラド竹下通り」のイメージモデルコンテストで「ソラドガールズ5期生」に選ばれ、ファッション誌でモデルを経験。アイドルに憧れダンスレッスンなどを積んできたが、本格的な活動は今回が初めてとなる。14歳 161cm。
《アイドル性:4 ルックス:4 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:4 将来性:5》

7.古賀哉子(こが やこ)

2012年、ミスセブンティーンコンテストのファイナリストに選ばれるも、グランプリには手が届かず(グランプリは広瀬すず)。現在は、地元・福岡の事務所「スパークル☆プロモーション」に所属し、ほっともっとのCMや、久留米市のプロモーションビデオなどに出演するなど、芸能活動を行っている。2016年には、過去に松雪泰子や田中麗奈を輩出している、月刊くるめ主催の「いちご姫コンテスト」でグランプリを獲得。空手の経験があり、自ら「負けず嫌い」と評する性格で、今後どんな活躍を見せてくれるか注目だ。19歳 159cm。
《アイドル性:4 ルックス:5 歌唱力:3 キャラクター:4 ダンススキル:4 将来性:4》

Good Tears

高橋真由(たかはし まゆ)

埼玉県春日部市出身。今年の3月に豊洲PITで開催れた「Popteen胸キュン祭」のオーディションステージで準グランプリを獲得。アイドル活動はしておらず、今回の「ラストアイドル」が初めての挑戦となる。陸上部所属で、特技はボクシングというスポーツ少女。14歳。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:3 将来性:4》

相澤瑠香(あいざわ るか)

宮城県出身、在住の相澤。2014年から2016年まで、仙台のローカルアイドル「sendai☆syrup」のメンバーとして活動していた。2016年末から開催された「女子高生ミスコン2016‐2017」では、北海道・東北地方予選ファイナリスト14名に残るなど、ルックスの良さもポイントが高い。クラッシックバレエの経験があり、そのパフォーマンスが期待される。18歳 164.4cm。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:4 将来性:3》

王林(おうりん)

青森のローカルアイドル「りんご娘」の第7期メンバー。グループではリーダーとして活動中。170cmのスラリとしたスタイルと、津軽弁を話すキャラクターのギャップが魅力。りんご娘は、全国のアイドルがアニメのカバー曲を歌い、そのパフォーマンスを競うコンテスト「愛踊祭」の昨年の覇者。19歳 170cm。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:4 キャラクター:4 ダンススキル:4 将来性:3》

朝日花奈(あさひ かな)

中学時代からアイドル活動を始め、「スマイル学園 福岡校中等部」「メトロポリス」「少女交響曲 ~Girls Symphony~」、そして現在所属している「Tokyo Rockets」と4つのユニットを経験する。また、グラビアでも活躍しており、ソロDVDを発売する他、雑誌「ヤングアニマル」とDMM.yellの主催する「YAグラ姫2017」では、最終の8人に選ばれた実績を持つ。千葉県出身。20歳 155cm。
《アイドル性:4 ルックス:5 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:3 将来性:3》

池松愛理(いけまつ あいり)

福岡県久留米市出身。2014年「いちご姫コンテスト」グランプリ。小学生の頃にヒップホップを習い始め、ダンスの腕を磨く。2015年12月「Rev. from DVL」に新メンバーとして加入。2017年3月にグループ解散。福岡の事務所、アクティブハカタに所属し、モデルなどの活動をしている。21歳 162cm。
《アイドル性:3 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:2 ダンススキル:5 将来性:3》

10月21日放送分2ndユニット候補

間島和奏(まじま わかな)

初期メンバーでセンターに選ばれた間島。アイドルへの憧れは強く、2012年のavexアイドルオーディションでは最終審査に進み、2013年の「AKB48グループドラフト会議」でも最終選考に残った逸材だ。今まで、デビュー目前で夢に手が届かなかった分、今回のチャンスにかける意気込みは大きかったものの、阿部菜々実に敗れる。現在は、志新たに2ndユニットに挑戦することを表明。17歳 161cm。
《アイドル性:4 ルックス:4 歌唱力:4 キャラクター:3 ダンススキル:4 将来性:3》

長月翠(ながつき みどり)

2015年から、前座限定アイドルユニット「オープニングシスターズ」の黒色担当メンバーとして活動する他、2016年には個人でグラビアDVDも出している。歌やダンスも経験済みだが、今回のユニットでどこまで実力を伸ばせるか。また、自らアイドル好きを公言しており、つりビットやGEMのファンだという。ヲタク心を持った彼女はどこまでファンの心をつかめるだろうか。17歳 151cm。
《アイドル性:5 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:4 ダンススキル:4 将来性:4》

山田まひろ(やまだ まひろ)

8歳からダンスを習い、ダンスユニットへの所属経験もあり。その分野は、ジャズやバレエから、ヒップホップ、タップダンスにまで及ぶ。第一回の放送では、わずか一週間という練習期間でフリを覚えなければならず四苦八苦するメンバーの中、抜群のパフォーマンスで実力の差を見せつけた。現在は、セカンドユニットに挑戦することを表明。18歳 165.5cm。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:5 将来性:3》

滝口きらら(たきぐち きらら)

千葉県出身。田村淳プロデュースのアイドルユニット「KAGUYA」のメンバーとして、2016年4月にデビュー。アイドルユニット「drop」の滝口ひかりの妹として話題になる。2017年3月にKAGUYAを卒業し、現在はソロとして、ライブ、ラジオ、舞台などで活動している。17歳 155cm。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:4 キャラクター:3 ダンススキル:3 将来性:5》

MISAKI

秋田県秋田市出身。地元のローカルアイドルユニット「pramo」「Aither」で活動後、2015年3月にアイドルラップユニット「ライムベリー」に加入。今年8月20日「ラストアイドル」挑戦のため、同ユニットを卒業した。9月15日に発表された「ミスiD2018」のファイナリストにも選ばれている。18歳。
《アイドル性:4 ルックス:3 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:3 将来性:4》

八剱咲羅(やつるぎ さくら)

千葉県木更津市出身。2013年に結成されたヤンキーアイドルユニット「C-Style」に中学生時代から参加。現在同ユニットの4代目総長を務める。「房総の月下美人アフター5のシンデレラ」のキャッチフレーズ通り、ヤンキーファッションの裏に美しい素顔が見え隠れする。19歳。
《アイドル性:3 ルックス:4 歌唱力:3 キャラクター:4 ダンススキル:3 将来性:3》

松本ももな(まつもと ももな)

神奈川県出身。小学5年生の頃より、ファッション雑誌「JSガール」の専属モデルとして人気を集める。同雑誌のモデルらで結成されたアイドルユニット「アモレカリーナ」のメンバーとしても活躍した。2016年、専属モデルとユニットを卒業している。
《アイドル性:4 ルックス:5 歌唱力:3 キャラクター:3 ダンススキル:2 将来性:5》

西村歩乃果(にしむら ほのか)

神奈川県横浜市出身。美容系専門学校卒業後、ヘアメイクの道へ進む。数々のアーティストのヘアメイクを担当するうち、自分でもテレビに出ている存在に憧れを抱くようになり、ラストアイドルに挑戦する。22歳。
《アイドル性:3 ルックス:5 歌唱力:4 キャラクター:3 ダンススキル:2 将来性:4》

最後に

今回の長月vs蒲原のジャッジは荒れた。放送でも、審査員を務めたマーティ・フリードマンや倉田真由美が長月支持のコメントが放送され、またネットでは吉田豪のTwitterが炎上する騒ぎとなった。
しかし、結果的に言えば、今回の放送はその騒ぎも含めて成功であったと思える。長月翠という少女は、そのあまりにもアイドル然とした佇まいから、ともすればそこにいるのが当たり前のように見られてしまいがちである。しかし、いざ彼女がいなくなるというと、その存在の大きさにたくさんの人が気付くのである。放送では、「アイドルは諦めようかと思う」と話していたが、ぜひまた次のステージにチャレンジしてもらいたいと思う。

ラストアイドル放送予定日

ラストアイドル第12回目の放送は、10月28日(土) 24:05から。全国テレビ朝日系列で。









ラストアイドル次回予告動画

ラストアイドル関連リンク

ラストアイドル公式サイト https://last-idol.com/
テレビ朝日 ラストアイドルページ http://www.tv-asahi.co.jp/last-idol/
テレビ朝日公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/user/tvasahi/featured

ラストアイドル公式ツイッター https://twitter.com/last_idol_pr
阿部菜々実 https://twitter.com/pax_nanami
吉崎綾 https://twitter.com/YOSHIZAKI_AYA
安田愛里 https://twitter.com/pyon_yasuda
鈴木遥夏 https://twitter.com/haru_0362
古賀哉子 https://twitter.com/YK1227_

Good Tears 公式Twitter https://twitter.com/good_tears_pr
高橋真由 https://twitter.com/Good_tears_mayu
相澤瑠香 https://twitter.com/Good_tears_ruka
王林 https://twitter.com/Good_tears_orin
朝日花奈 https://twitter.com/Good_tears_kana
池松愛理 https://twitter.com/Good_tears_airi

間島和奏 https://twitter.com/mjmwkn
長月翠 https://twitter.com/miffy00517
山田まひろ https://twitter.com/m_a_h_i_r_o1015
滝口きらら https://twitter.com/k_takiguti
MISAKI https://www.instagram.com/misaki603/
八剱咲羅 https://twitter.com/cs_sakura4649
松本ももな https://twitter.com/momonan_love
西村歩乃果 https://twitter.com/hoooonoka0128

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プレヤード
おたぽる(サイゾー)や、ガジェット通信などへの寄稿を中心に活躍する、アイドル&美少女系ライター。 アイドルを追いかけてはや○○年。ここまで来たら生涯を捧げる覚悟です(^^; ameblo.jp/pleiad1002/
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