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【レーベルFA宣言をします】里咲りさ 全国ツアー2017 TOUR FINAL Zepp DierCityワンマン現場レポート

里咲りさ 全国ツアー2017 TOUR FINAL

里咲りさは9月22日、Zepp DiverCityで、自身最大規模のワンマンライブとなる「里咲りさ 全国ツアー2017 TOUR FINAL」を開催した。里咲は、昨年11月YouTubeにて生配信を実施し、この一見無謀とも思える挑戦を発表。以来10カ月間、損益分岐点888枚を掲げ、チケットを精力的にセールスしてきた。

里咲は、自ら設立した「フローエンターテイメント」の代表を務めるアイドルシンガーソングライターで、愛称は「しゃちょー」。100円ショップで買ったタオルにその場でサインをして1000円で売る「ぼったくり物販」や、自ら焼いたCD-Rで史上初のオリコンランクインを果たすなど、トリッキーな活動と、明るくユニークなキャラクターで話題を集める反面、確かな楽曲のクオリティーで各界から高い評価を得ている。

駆けつけたファン、関係者の方々

ライブ当日、会場には里咲たっての希望であったタワーレコードを始め、親交のある歌手の大森靖子やディアステージなどから送られたスタンド花が並んだ。

また、ダンボールガンダムの横にはCD-Rが無料配布。これは、里咲のクラウドファンディング20万円コース「オリジナル楽曲制作」で、社畜(里咲のファンの総称)有志が発注した音源「フローエンターテイメント社歌」を徹夜で焼いたもの。

ちなみに、この「フローエンターテイメント社歌」は、社畜有志が確認するためにYouTubeにアップしたものが、手違いで公開設定にされてしまっている。

会場には、ポリエステルの黄色の法被を着た社畜を始め、絵恋ちゃんやぱいぱいでか美など、いわゆる「女子会」界隈のヲタク、そして初めて里咲のライブに見に来たというファンまで、様々な観客が里咲のステージを目撃しに集った。

なお、里咲の活動を後押しした謎の栄養ドリンク「ネオカイザー」は、Zeppのスポンサーがアサヒ飲料であるため、持ち込み禁止となり、遺影の前に局地的に悲しみに包まれた。

また、里咲の記念すべきこのステージを観に、アイドル、アーティスト、関係者など著名人が多数駆けつけ、里咲の3年間の活動の中で培った人脈の広さを示した。

左からガリバーさん、ギュウゾウさん、フジモリダイスケさん、カメラマン林さん

嶺脇育夫さん(タワーレコード代表取締役社長)

こばけんさん(disk union/エクストロメ)

小林清美さん、飛弾せりなさん

Zepp DiverCity公演、スタート

里咲は、普段のステージと変わらない水色のTシャツ姿で登場。生バンド従え、最新アルバム「サイン」のリードトラック「サイン」「Hot!夏!さま〜」をテンション高く披露した。「今日は最後まで絶対楽しんでいきますよ! 私は全力で笑顔にします!」と宣言。Zeppのステージに立つ里咲を見て、社畜の中には既に号泣している人も見受けられた。

「私が思ってたZeppと違う! もっとガラガラでみんなでドッジボールしたり、後ろの方で私の親友が焼肉してたりすると思っていた!」と会場を沸かせた里咲。「今日は目一杯皆さんに素敵な音楽を届けたいと思います。しかと受け止めて下さい」と語り、「オリーブ」「ディアディア」「信号」「410」「つみき」と畳み掛け、観客を魅了した。「つみき」は里咲が17歳のときに描いた曲だという。

ラジオ番組という設定のMC「里咲ラジオ」では、里咲の本音も。「Zeppワンマンで一番大変だったことは?」という質問に、「人が足りない」「大きなライブを作るときにどういう風にしたらいいのか勉強になった」と答えた。そして、ライブのスポンサーになった台湾のイベント会社「3D LIVE Revolution」に感謝を述べつつも、思わずスポンサー名を可愛らしく噛んでしまうという、里咲らしい一幕も。1年間封印していた2ndシングル「だってね。」を聴きたいというメッセージに、「曲フリに行かなければならないの。でも歌いたくないの」と照れながら回答。MIXや「俺のりっちゃん」などのコールも飛び出すTHEアイドルソングに対して、ファンも前方に集まりケチャで応え、フロアは今までの雰囲気とは一転。まるでピンチケ現場かと見まごう景色に。

今回のライブは過去に里咲が出演したBSフジ「小山薫堂 東京会議」の取材が入っており、同番組に出演した際に小山薫堂からZeppの客席にテントを張る案などを受けたと語った。そして、番組出演者の辛酸なめ子から提案された「うんこ漢字ドリル」の朗読を実践し、会場を笑いで包んだ。

ステージから降りて、会場の中央の柵で囲われたエリアに移動した里咲は、活動初期に拠点としていたライブハウス「神楽坂 TRASH UP!!」について思い出を語った。20人くらいの観客を前に、フロアの中央で弾き語りをしていたという。そして「神楽坂 TRASH UP!! Zepp DiverCity支店にお越しの皆さん、里咲りさです!」と叫び、「かわいた空気の夜に」「TOKYO TELECA」をアコギ1本で届けた。

再びバンドメンバーが登場し、「TURE」「ボーンブレイクガール」「Little Bee」を熱唱。この頃には客席に多くの観客が詰めかけ、当日券は完売、急遽スタンディングエリアが増設され、両サイドにも立ち見が出るほどの大入りだった。そして、最後に「エンドロール」をエモーショナルに歌い上げ、締めくくった。

アンコール、メジャーデビュー宣言

会場に鳴り響くアンコールに、里咲は再びステージに登場した。昨年11月にZeppへのアポイントを取り、Zeppの支配人と交渉したエピソードを披露。Zeppは通常個人に貸出を行っていないが、若いアーティストを応援したいと特例として開催を許諾。ただし「ちゃんと埋めて下さいね」と注文がついた。すぐにチケットを売り始めたが、16枚しか売れず、メディアへのプロモーションを加速させ、またZeppアーティストにふさわしい存在になるためアーティスト活動も充実させてきたと振り返った。そして、今ステージに立っていることをファンとスタッフに感謝を述べ、神楽坂 TRASH UP!!当時に歌っていた「カタルカストロ」で、会場を大いに盛り上げた。

ダブルアンコールを受け、三度登場した里咲は、ベストアルバムのリリースを発表。「誰にもはまらない曲は入れないから。みんながいいねという曲を選んで入れるから」と報告した。そして、「里咲りさ、メジャーデビューします」と告げ、会場は拍手で迎えられた。しかし「まだどこも確定していません」と衝撃告白。インディーズの活動に限界を感じたという里咲は、個人のインディーズレーベル「フローエンターテイメント」に固執せず、野球選手に例え「レーベルFA宣言」をした。そして、会場にいる大手レーベル関係者と、メディアを通して見ている新人開発担当に向け、10月22日までに里咲のメールアドレス「risamusic925@gmail.com」までに連絡を呼びかけた。

そして、里咲は「私はみんなが笑顔になってくれたら、本当にそれでいいと思ってるの。そう思って生まれてきたのに、今まで上手くいかなかったの。今日Zeppに立てたから、また見てくれる人が増えると信じて頑張る」「本当は超辛かった! ひとりでZeppなんか借りちゃダメだよ!」と想いを吐露。ダブルアンコールに応え「サイン」を再び披露し、観客とハイタッチを交わした。最後に「本当に来てくれてありがとう」と涙ながらに挨拶。観客からの「社長が一番かわいいよ」のコールが会場を渦巻く中、里咲はステージを去った。

最後の挨拶

ライブ後のチェキ会で、多くの観客から感動の声を直接伝えられたのであろう里咲。登場した瞬間から既に感極まっており、顔を両手で隠して何も言わずに走り去ってしまおうとしてスタッフに止められるという一幕も。「プレッシャーがスゴくて、Zepp公演をやりたくないと思ったこともあったけど、今日はやれてよかったです……。ありがとうございました!」と、最後の最後で緊張の糸が切れたかのように少しの弱音と、公演を成し遂げた感謝を伝えると、最後まで残ったファン達から温かい拍手で包まれた。こうして、5ヶ月にわたる「里咲りさ 空前絶後の1st全国ワンマンツアー2017」は、無事幕を閉じた。

関係者の方からのコメント

小林清美さん(K&Mミュージック代表)
最初出てきた時に、昨日と同じ衣装だったから感動しちゃって!
新衣装とか、ドレスとか着てくるのかな?って思ってたから、いつもどおりのりさちゃんで嬉しかったです。
花道でアコースティックギターで歌ってるとこなんか、凄く心に沁みました……。

飛弾せりなさん
りさちゃんは1つしか年齢が変わらないので、一人でここまで作り上げてきて本当に凄いなと思いました。一個しか年齢は変わらないのに……ほんとに尊敬……ですね。会った時は、いつも気さくに話しかけてくれるので、私も頑張りたいと思います。楽しかったです!

最後に

里咲は、今年1月に開催された「吉田豪×南波一海の“このアイドルが見たい”2017迎春」に出演した際、Zeppワンマンを決意した理由を、「地下アイドルの一番居心地がいい場所に座ってしまった。このままだと消える」と危機感を覚えたからと語っている。今回、メジャーデビューを見据えた活動を宣言した里咲。Zeppワンマンは地下アイドルとしての里咲りさとの解散ライブだったのかもしれない。里咲の一世一代の大博打は、次のステージへの一筋の希望となったのではないだろうか。

里咲りさMV

里咲りさ関連リンク

里咲りさオフィシャルサイト http://risamusic925.wixsite.com/risa
里咲りさTwitter https://twitter.com/risamusic925
里咲りさ公式ブログ https://ameblo.jp/risa-satosaki/

里咲りさ関連ページ

※ お写真など撮らせていただいたにも関わらず、許可の確認が間に合わず掲載できなかった方、申し訳ありませんでした。後からでも構いませんので、問い合わせのメールに返信いただければ、ぜひ追記させていただきたいと思います。お手数ですが、よろしくお願い致します。(山本)

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