目次
スナックのママは20歳の現役アイドル!!
行ってきました! 「ヤングスナック‐芹奈-」。
そう、ソロアイドルのせりにゃんこと川崎芹奈(以下、せりにゃん)が7月6日、なんとスナックをオープンさせたのだ!
「まさかほんとにこんなに早くスナックを出せることになるとは思ってませんでした~。ここライブハウスからも近いからいいでしょ(笑)」
スナックのレポートの前にせりにゃんの経歴に関してざっとご紹介!
川崎芹奈(かわさき・せりな)
愛称・せりにゃん。
1996年11月24日生まれ。
アイドルグループ「ウルトラガール」のメンバーとして、2012年5月デビュー。
“TOKYO IDOL FESTIVAL”や”SUMMER SONIC”といった大型フェスにも出演。
2015年、ビクターエンターテインメント/VERSIONMUSICからメジャーデビュー。
通算シングルCD8枚、アルバム1枚を発売。
2017年1月新宿BLAZEでのワンマンライブをもって「ULTRAGIRL」を卒業。
その後、2017年3月から本格的にソロ活動を開始。
40歳でスナックのママになるという夢をグループ時代から公言していたが、2017年7月7日に20歳で渋谷に「ヤングスナック-芹奈-」を開業。
8月1日にはソロデビューシングル「サイボーグ」を発売予定。
TIFやサマソニに出ているアイドル!
と言えば、「おぉ!!」となるだろう。とにかく、地下アイドル界ではキャリア、実績ともに申し分ないせりにゃんが、スナックをオープンさせたというのだから、これは行くしかない!
ヤングスナック‐芹奈‐までのルート
お店は渋谷のライブハウス密集地帯のすぐそば!
早速ですが、道案内からはじめます!
2通りのルートのご紹介。
渋谷駅ハチ公改札を出たら、スクランブル交差点を渡って道玄坂上方面へ。
ユニクロやモスバーガーなんかを右手に歩いていくと、しぶや百軒店のアーケードが見えます。
ここからはせりにゃんと一緒に写真でご案内~。
まず、百軒店のアーケードをくぐり、坂を上ります。
ローソンを右手に見ながらまっすぐ直進です。
左手にライオンという渋めの喫茶店の看板を見ながらさらに奥へ。
突き当たりの角にあるクリーム色の建物の2階になります。
入り口はこちら。よくライブハウスにあるような看板が目印です。
②O-EAST、O-WEST、club asia、VUENOSなどからのライブ終わりに立ち寄りたい方へ
道玄坂上、角のファミリーマートからせりにゃんと一緒に写真でご案内~。
道玄坂をあがってきたら右手に見えるのがファミリーマート。ライブハウスへの近道はこちら~。
ファミマを左に見ながら、坂を上ります。
見えてきました、O-WEST。右側の建物がO-EAST、duo。
奥に進むとせりにゃんもよく出ているVUENOS、左側はclub asia。ここを右折。
これまたせりにゃんがよく出ているGladを左手に見ながら真っ直ぐ進みます。
こーんな感じの路地に入るので、そのまま突き当たり手前まで。
はい! 本日2回目となりますが、着きました! お疲れ様でした~。
階段をあがり~
2階がヤングスナック-芹奈-です。いらっしゃいませ~。
スナックってどんなとこ?
そもそもスナックと聞いて、皆さんはどんなイメージを思い浮かべるだろうか。
どこか地方の場末感漂う駅前の一角にママの名前そのままの店名で、紫かなんかの看板がかかっている。
中に入れば、ちょっと薄暗い店内に常連さんの名前が入ったボトル、酒やけした声でカウンター席の角で常連のおっさんとおしゃべりしながらたばこをふかすママ。お世辞にも若いとは言えないチーママがいて、十八番のカラオケ(欧陽菲菲あたり……)を歌っている。
料金設定もよくわからないし、一見では入りにくい。
大体こんな感じ?
なんとなくでも、スナックのイメージというと「熟年のママ」「常連のおっさん(中高年)」「料金が曖昧」こんなところではないだろうか。いや、かなり偏見に満ち溢れていたらごめんなさい。
ヤングスナック-芹奈-(以下、スナ芹)はそんなイメージとは真逆。
「20歳のママ(アイドル)」「今のところ常連はヲタク(年齢不詳/比較的若め)」「料金設定が明確」
加えていうと、「ママはヲタクに優しい(たぶん)」。
あっ、看板はママの名前そのままか……。
(「なんか言いました?」とカウンターテーブルを丁寧に拭くせりにゃん)
なぜスナックをはじめたの?
「○○で働いているアイドル」はたくさんいる。メイドカフェはもはや基本として、居酒屋、ガールズバー、カップ麺のお店……などなど。
けれどもスナックというのはなかなか聞いたことがない。もしかしたら自分が知らないだけで、どこかにいるのかもしれないが、少なくとも「ママ」として働いてるのは、日本広しと言えども彼女だけではないだろうか。
そもそも、せりにゃん、なんでスナックをはじめたんですか?
「スナック楽しそうって思ったのは高校生の頃からですね。家と駅の間にちょっとした繁華街があって、アイドル活動で帰るのが遅くなるんですけど、いつもその時間帯に通ると、スナックからカラオケとか楽しそうな笑い声が聞こえてきて、ああ、いいな~って思ってたんです。その頃は一度も入ったことなかったんですけどね(笑)」
(カウンターの内側に入れば、そこはママの領域)
目に浮かびます、その光景。
それでも、アイドルをやっていて、スナックをはじめるというのは簡単なことではないはず。グループを卒業してソロ活動を始めたのが影響しているのだろうか。
「そうですね~。ソロになってからただライブするだけじゃない活動をしてみたいっていうのがあって、それで私のアイドルとしての日常の中にスナックがあったらいいな~って思ったんです。
私の地元のスナックは結構、年配の方が集まってワイワイやってるイメージだったんだけど、ここは渋谷ですし、20~50代の幅広い世代の方に来てもらって、日頃の会社の憂さ晴らしの場でもいいですし、奥さんに言えないこととか(笑) そんなことを話しにしてもらえる場所になったらいいな~って思います」
カウンター越しに立つのは間違いなく、せりにゃんなのだがスナックの中ではママなのだ。せりにゃんの抱くママのイメージを聞いてみた。
「常に余裕も持ってるイメージですかね。焦っちゃいけないっていうのがあって……。私は何もできないし、器用なわけでもないけど、マイペースなのか焦ることがないんですよ。そういうところで(お客さんをママとして)落ち着かせてあげられるのかな」
とても20歳のアイドルとは思えない落ち着きぶりだ。
せりにゃんから見た地下アイドルの現状。
それにしても、アイドル活動との二足のわらじは大変ではないだろうか。
「う~ん……。そもそも、今の地下アイドル界の現状は違うと思うんですよ。地下アイドルは週に4回とか5回とかライブやって、私もグループの頃はそれが当たり前で、別になんとも思ってなかったんです。学生だったし。ライブ活動して、ちょっとずつ成長してっていう流れが。
でも、ソロになって自分がライブをやってきた中で、この流れじゃないところでなんとかなるんじゃないかって、ライブたくさんやらなくても出来るんじゃないかって単純に思って。ちょっと違うけど、メジャーのアーティストはそんなにライブやらないですよね。感覚としてはそれと近くて、音楽の制作活動もきちんとスナックと一緒にやりたくて、ライブは週末にやる方法がいいんじゃないかって思いました」
(地下アイドルの現状を真剣に考えているせりにゃん)
週に3回は当たり前の地下アイドルの世界でライブ本数を考えるのは当然のことだろう。
「地下アイドルはライブで騒いで、物販で癒されてというのがワンセットなんですよね。もちろんそうでない人たちもいっぱいいるとは思うんですけど、多くがそうで。私もグループのときはそうでした。でも、ソロで歌うようになって、騒ぐだけじゃなくて、ステージももっと違う見せ方があるんじゃないかって思って。癒されるのはここ(スナック芹奈)でいいんですよ。結果は同じ。
だからもちろん、今応援してくれてるファンの方がここに来てくれるのも嬉しいし、それもいいです。けれどもスナックである以上は、もっと一般の方にアイドルに興味のない方にも来てもらって、実は私がアイドルだったって、ここで知ってもらえるといいですね。料金もリーズナブルですから」
そう料金設定が実にリーズナブルなのだ。
(※ごはんセットはお味噌汁がついて 444円→555円 に変更になりました)
瓶ビール 700円
緑茶ハイ 555円
レモンサワー 666円
こんな感じです。
「スナックってどんぶり勘定のお店もありますよね。でも20歳でキャリアもない私が年上のみなさんにどんぶり勘定って失礼じゃないですか。だから、555円とか並びの数字にしてはっきりさせたんです」
確かにこの明確な料金設定は嬉しい限り!
おばあちゃんの味とせりにゃんの味の違い。
そして、お店の売りはなんといっても、この手料理だ。なんでも、おばあちゃん直伝の味だとか。
「そうなんです。おばあちゃんから教わってます。スナック始めるってなった時に、まず思い浮かんだのがおばあちゃんの料理だったんです。おばあちゃんは元々料理人で、すごく美味しくて。
それまでは正直、そんなにおばあちゃん家に遊びに行くことも、話すこともなかったんですけどね(笑) 単純にこの料理を出したいな、という気持ちで、おばあちゃんに教わりに通い始めました。私、○○しながら~ってのが多いんですけど、お料理のときはすごく集中できるから、昔から好きでした」
元々料理は好きだったというせりにゃん。一時期はソーセージばかりを使っていたため、ファンによく突っ込まれていたんだとか。
そんなせりにゃんにおすすめの料理は?
「おすすめはやっぱりきんぴらごぼうですね。今はまだばあちゃんに手伝ってもらってるので(ばあちゃんの作ったものと)味に差が出るんですけど、それも楽しんでもらいつつ、だんだんとね、上手になったな~って(笑)」
(自慢の手料理を小鉢に移し、準備を整える)
(手前左から、きんぴらごぼう、切り昆布の煮物、具だくさんおから。せりにゃん、自慢の三品)
きんぴらごぼうに、おからなど一品料理はどこか懐かしい、家庭の味。
お酒だけでなくライブ前にご飯とコーヒーを一杯なんてお客さんも多いとか。ちょうどこの日もO-EASTで某アイドルイベントがあり、ライブ前に立ち寄ったよ~というお客さんがちらほら。
「17時オープンだから、早い時間はご飯だけってお客さんが多くて、深まるにつれてお酒ですかね。このご飯セットに一品料理をつけたら定食になるので」
筆者もいただいたが、確かにこれは美味しい定食屋さんの料理そのものだ。
「ライブハウスも近いし、始まる前とか、終わった後でもぜひ来てほしいですね。私はスナックのママでもあり、アイドルでもあるから、もちろんヲタクには優しいですよ(笑) みんないろんな闇抱えてないでぜひ話しに来てください! 病んでないで(笑)」
ヤングスナック‐芹奈‐。そこは、ただのスナックではない、疲れたみんな(ヲタク)の心のオアシスでした。
(カウンター越しに気軽に話が出来るのがこのスナ芹のいいところだ)
………。
じゃあ取材も終わったのでママ、ハイボールと柿ピーお願い!
「柿ピーはCD買ってもらわないといけないの!」
え???
「ソロデビューシングルの『サイボーグ』です! 今歌っている曲とは違って盛り上がれる曲になってます! 8月にリリースイベントもたくさんあるので、ぜひ遊びに来てくださいね! リリイベからスナ芹も十分、回せるよ!」
そうなんですよ。せりにゃん、やっぱりアイドルだから。
それにしても、リリイベ → スナック回すとか新しいヲタクの形ですね。
「あっ!! ここ(スナ芹)では私とおしゃべりできますけど、ちゃんとライブのときは物販でチェキ撮ってお話してくださいね! アイドルはアイドルだからね(笑)」
あ、はい……。
<了>
さらに、一般社団法人 全日本スナック連盟にも加盟したとのことです。いよいよ本格的なスナックになってきた「ヤングスナック-芹奈-」です!
【お知らせ2】
一般社団法人 全日本スナック連盟に「ヤングスナック-芹奈-」加盟 推薦を頂きました事をお伝えさせて頂きます。スナック王国のサイトにも掲載されておりますので是非、ご覧下さい。 pic.twitter.com/jpRAOXffVR— ヤングスナック-芹奈- (@ysnack_serina) 2017年7月26日
ヤングスナック-芹奈-Twitter https://twitter.com/ysnack_serina
川崎芹奈さんTwitter https://twitter.com/ysnack_serina
川崎芹奈スタッフTwitter https://twitter.com/serina_staff
川崎芹奈さんSHOWROOM https://www.showroom-live.com/kawasaki_serina
ヤングスナック-芹奈-住所
東京都渋谷区道玄坂2-19-11-2F

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