ただの女の子。再生追跡レポ

週7でバイトをするアイドル 元「ただの女の子。」一ノ瀬春奈に密着 ~メンバーの妊娠脱退から解散へと追い込まれたアイドルグループの行く末と再生のレポート②~

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週7バイトとアイドル給与体系

メンバーの妊娠が発覚し、解散に追いやられてしまったアイドルユニット「ただの女の子。(通称:ただ女)」の再起の過程に密着した連載の第2回。今回は、週7でアルバイトをする一ノ瀬春奈をピックアップ。さらに、新規グループ立ち上げのために募集したクラウドファンディングの結果についてや、「ただ女」の打ち上げにも潜入。

「なんでそんなにバイトしてるの?」
「地下アイドルの給料っていくらなの?」

等、今回も非常に興味深い内容を、2本のドキュメンタリー動画と共に紹介。

主な登場人物
元メンバー兼プロデューサー カワシマユカ(ゆかち)
しっかり者の元リーダー 一ノ瀬春奈(はるる)
アイドルヲタクでアイドルに人生をかける 白羽根優衣(ゆいぽん)

牛角

ただの女の子。再生までの追跡レポ動画⑥ 「クラウドファンディング400%達成編」

アイドルの打ち上げが、どこで行われているかご存知だろうか。
メジャーなアイドルなどだともしかすると違うのかもしれないが、セルフプロデュースアイドル「ただの女の子。」の打ち上げは、牛角だった。

解散ライブ以来、初めて3人で集まったという元「ただ女」メンバー達と、物販スタッフのたけちゃん城崎花音さんで催されたこの打ち上げ。ずっとプレッシャーに追い立てられていたであろうメンバーからも、肩の荷が下りたかのようなリラックスムードが漂う。


そんな打ち解けた雰囲気の打ち上げの中で、メンバー達のリアルが色々と垣間見えてくる。
上記動画内で、学校では「ぼっち」と語るカワシマ。アイドル活動をしてる自分と、実生活の自分とのギャップを打ち明ける。
さらには、アイドル活動をしていない現状を「生きてる心地がしない」と語った。
アイドルの活動に「生」を見出す彼女たち。一体彼女たちはアイドルという枠組みによって、これまでどう生かされ、そして、これからどう生きていくのか。

「ライブをしていないと、ほんとうにただの女の子」
現在のアイドルシーンにおいては、「アイドル活動をするということは、ライブ活動をすること」と言っても過言ではないくらいライブの比重が大きくなっている。そのライブを辞めてしばらく経った彼女たち。今、自分たちがアイドルではない「ただの女の子」であることを実感する。

千円札で支給される給与

打ち上げの途中、カワシマからメンバー達に給与が手渡しされる。給料袋の厚みがすごいと盛り上がる一ノ瀬、白羽根の2人。

「地下アイドルの給料」

はたして一体いくらくらいだと、みなさんは思われるだろうか。

給料袋を開いた白羽根が目を見開いた。

「(すごい……)」

思わず漏れたその言葉。辛いことがあっても、ライブ後に具合が悪くなって倒れても、今まで頑張ってきた成果が、こうして形として表れる。それは、とても素敵なことだと思う。


(密着動画「ただの女の子。解散までの追跡レポ③ 最後の対バンフェス編」より)

また、間に運営の大人を挟んでいない分、メンバーに直接マージンが行き渡るのも「セルフプロデュース」のいい部分なのかもしれない。
今回、密着していてわかったのは「彼女たちが間に大人を挟まずに、本当に女の子のみで運営していた」ということ。
正直、密着を始める前は「セルフプロデュースって言ってるけど、たぶん裏に大人がいるんだろうな」と思っていたが、蓋を開けてみれば全くそんなことはなかった。プロデューサーのカワシマが、その146cmの小さい体で常に方方に走り回って活動している真のセルフプロデュースアイドルグループだった。
また、そんなカワシマの匂いのする大量の千円札で給料が支払われたというのも、なんだか地下アイドルらしいユニークなエピソード。

具体的な給与の金額については、上記動画内で見える千円札の束からご想像いただければ。しかし、アイドルが給料の札束を数えてるというのもすごい絵面。もう解散してしまったのだけど、こういうところにすごく「ただの女の子。」らしさを感じて、なんだか面白い。

欲しいものは、レースカーテン

「レースカーテン買うわ」
自分の部屋にレースカーテンもないまま暮らしていた白羽根。活動が軌道に乗るまでは、その夢を追うコストは自身で賄わなければならない。おそらくその犠牲になっていたのであろうレースカーテン。

この「やっとレースカーテンが買える」という旨の発言から垣間見えるメンバー達の普段の生活。アイドルがどこまでプライベートを晒していいのかなどの感覚は人によって違うと思うが、この、活動1年にしてやっとレースカーテンが買えると喜ぶ彼女の姿は、少なくとも自分にとっては大変好感をもって感じられた。これからの活動でぜひ成功して欲しい、切にそう思う。そしてレースカーテンだけでなく、どんどん家具を揃えていって欲しい。

一ノ瀬の「えっ? レースカーテンなの、最優先?」という的確なツッコミにも注目。

また、動画内で「人気配信者」「人気インスタグラマー」「人気YouTuber」になることが夢だと語っていたカワシマ。彼女は、しっかりとその夢を現実にするために歩き始めている。それらの各媒体リンクが、以下。

【YouTube】

【配信】Pococha(スマホアプリ専用)で連日配信中
【Instagram】https://www.instagram.com/yuka_kawsm/

こうして、解散ライブについて慰労しあったメンバー達。終始和気あいあいとした雰囲気で、「ただ女」の余韻を楽しんだ。

だが、それもつかの間、彼女たちは息つく暇もなく次の活動に向けて動き出す。

1,602,500円

1,602,500円。
これが彼女たちの次の活動に向けて、支援された金額だ。
40万円を目標として行われたクラウドファンディング。その受け付けの時間が、ちょうどこの打ち上げの後に締め切られ、メンバー達は揃って息を呑みながらその瞬間を迎えた。

「(クラウドファンディングが)集まんなかったら、求められてないんだなって……」
以前に、そう語っていたカワシマ。蓋を開けてみれば、その4倍もの金額が集まり、メンバー達を驚かせた。


(密着動画「ただの女の子。解散までの追跡レポ⑤ 解散ライブ編」より)

「絶対……(100%)いかないと思ってた」
カワシマの予想を大きく超えて寄せられた92人の期待。

「あなたが応援してくれたおかげで、私たちここにいます」
そう語ったのは、3人の中で最もアイドルとしてのこだわりが強い白羽根。みんなの期待を胸に、改めて次のグループへの決意を新たにした。

「ただの女の子。」では、スタートの時点から衣装の発注に失敗し、借金して作ったなけなしの資金を失ってしまったカワシマ。
たしかに前のユニットは、決して成功とは言い切れなかったかもしれない。
だが、その「ただ女」での彼女たちの頑張りがあったからこそ、今度の活動ではこれだけ多くの人に支援してもらえ、以前とは比べ物にならないほどの潤沢なスタートを切ることが出来た。


(密着動画「ただの女の子。解散までの追跡レポ① さっきの女の子、対バン編」より)

妊娠、脱退で辛酸を舐めさせられた「ただの女の子。」。
ただ、その彼女たちの苦悩、努力は決して無駄ではなかった。
その成果は、こうして「支援」という形で実を結び、彼女たちを確実に次のステップへと運んでいた。

「絶対売れよう」
そう語る彼女たちの瞳には、希望しか映ってなかった。

(※ クラウドファンディングで集まった支援金は、その中からサイト手数料やリターンにかかった費用を除いた金額を活動に充てております。この金額全てを活動に使えるわけではないことをご理解いただければと思います)

週7でバイトするアイドル 一ノ瀬春奈

ただの女の子。再生までの追跡レポ動画⑦ 「週7でアルバイトするアイドル 一ノ瀬春奈 編」

上記動画内では、元「ただ女」メンバーの一ノ瀬春奈のソロライブとバイト風景について密着。
なぜそこまでバイトをするのか。また、グループ随一のパフォーマンス力を誇る彼女のソロライブの様子も紹介。

ゴッドタンで全国デビュー

この一ノ瀬春奈のソロライブが行われた数日前、テレビ東京の『ゴッドタン』で、吉田豪氏により「こんなだっせえ終わり方ある? ありえねんだけど」発言で大々的にピックアップされ、一躍時の人となった彼女。
今回は、そんな竹を割ったような、裏表のない気持ちのよい性格をした一ノ瀬春奈に密着してみた。

アイドル向いてない

2月某日、中野坂上S.U.B TOKYO。そこに一ノ瀬の姿があった。ソロとしてライブに出演するためだ。
「ただ女」の中ではリーダーとしてパフォーマンスを引っ張っていた彼女だが、この日、ステージに上がる前の一ノ瀬は、不安げな表情を見せていた。

ステージで披露した曲は全てカバーで、『瞬間センチメンタル』『ライオン』『星が瞬く夜に』の3曲。緊張のあまり、途中声が出なくなる場面もあったが、なんとか最後までやりきった彼女。MCでは、「悲劇の解散劇」と自身の元グループについて揶揄し、会場を沸かせた。観客からも「ゴッドタン見たよー!」との声援が飛ぶ。

「ダメだ。アイドル向いてないわ」
ステージから捌けた一ノ瀬は自嘲気味にそう漏らした。そんな彼女に、かける言葉が見当たらない様子のカワシマ。
自身を「緊張しい」だと言う一ノ瀬。思うようなステージが出来ずに、「申し訳なくて(ファンの)目を見れない」「ヲタクの顔見たら泣きそう」と、なかなか物販に行く勇気が出ない彼女だったが、しばらく逡巡した後、駆けつけてくれたファンたちとの物販に向かう。そして、予定を少し早く繰り上げ、物販会場を後にした。

ライブからの帰り道に、今からバイトだということを告げる一ノ瀬。「この後もバイトってヤバいよね」「週何回バイト入ってるの?」というカワシマの問いに「週7」と応える彼女。これには思わずカワシマも「なな!?」と驚きの声を上げた。

そんな彼女、ライブの後でもレジ締めだけをしに出勤することもあり、バイト先では「締め神様(しめがみさま)」と呼ばれてるらしい。
なぜそこまでして彼女は働くのか。その謎を探るべく、一ノ瀬のバイト先へと向かった。

炭焼き大 たまプラーザ店

一ノ瀬春奈のアルバイト先。たまプラーザ駅から徒歩2分。そこにそのお店はあった。
『炭焼き大 たまプラーザ店』

なぜ彼女は週7という、とんでもないペースで働いているのか。彼女の勤務の様子を取材すると共に、お店の店長さんにもお話を伺ってみた。


(勤務中、笑顔を向ける一ノ瀬)

ゆったりとした音楽の流れるお洒落な店内で、お客さんの相手をしながら手際よく料理を作っていく一ノ瀬。キッチンもホールも両方できるスーパースタッフとして重宝されている彼女。
時に率先して声を出し、時にスタッフに指示を出しながら、テキパキと注文を受けた料理を作っていく。

今回は、『炭焼き 大』の定番、焼き鳥を各種盛り合わせで注文してみた。
他にもアヒージョを和風にアレンジした「和ヒージョ」や、パンを添えてスキレットで出てくるお洒落な「海鮮グラタン」、さらには炭焼きが店名になってるだけあって炭感が見事に食欲をそそる「こだわり卵の親子丼」や、柚子の味がアクセントになってる「濃厚鶏ラーメン~柚子風味~」など、絶品料理がズラリ。

そんな『炭焼き 大』。お話を聞かせてくれたのは、もう一ノ瀬とは長い付き合いだという杉本叔信店長。
「休みを知らない女の子」「シフト入れる日は全部入ってくれる」
そう語られる店長の口調からは、一ノ瀬がとても頼りになる存在であるように感じられた。

「(一ノ瀬には)社員になってもらって、ずーっと一緒に働きたい」と言いながらも「(今は自分の思うように)好きなことやってもらえばいいんじゃないかな」と理解を示す杉本店長。それは、自身がバンドマンとして名を馳せた過去の経験からくるものなもかもしれない。


(店長に「お父さん」と呼びかける一ノ瀬)

「みんなが応援してくれるから、結果を残したい」
「その恩返しに、入れる時はシフトに入りたい」
「応援してくれてるんで」

一ノ瀬の口から語れるバイト仲間との絆。
彼女が週7でバイトに入る理由は、応援してくれる人たちへの恩返しの気持ちからだった。
アイドルを頑張る理由は千差万別だ。その理由の中のひとつに「応援してくれるバイト先の人達がいる。その人達のために、売れて恩返しをしたい」というものが入っていてもいいと思う。

「応援してよかったなと思わせたい」
「メジャーデビューとか」

アイドルの求める結果、目的というものはいくつかある。「武道館ワンマン」「TIF出場」そして「メジャーデビュー」もそうだ。
目標が決まっていれば、あとは、そこにたどり着くまでの道のりを逆算するだけ。一ノ瀬春奈の目は、はっきりと先を見据えている。

「だから働いてます」

そう語る彼女の目は、一点の曇りもなく、美しかった。

最後に

現代のアイドルシーンはライブだけでなく、物販でのファンとの交流もメインのコンテンツと化している。
その際に生まれる「アイドルとファンとの人間関係、信頼関係」。そして、それを支える「アルバイト先での人間関係や信頼関係」。どちらも大事なんだと思う。

ただ、コンセプトカフェなどではなく、こういった普通のアルバイト先を紹介するアイドルというのは、正直あまり記憶にない。
これも、竹を割ったようなきっぷのよい一ノ瀬春奈という人間だから実現した取材なのかもしれない。
一ノ瀬春奈が築いたバイト先での信頼関係。そして、きっとこれから築いていくであろうファンたちとの新たな信頼関係。
本格的に新グループが始動する前に一度、お店での彼女の働きっぷりを見に行ってみるのもいいかもしれない。

ちなみにこの『炭焼き大 たまプラーザ店』は、「ヲタクの方のご来店大歓迎!」ということです。
一ノ瀬さんを応援しに、また、近くに寄った際にでもぜひお店を覗かれてみてください。
ランチも評判がよく、5名が入れる半個室、18名が入れる座敷席もあり、食べログの評価も高い! 3000円~の飲み放題コースもあるそうです。
たまプラーザ駅から歩いて2分。『炭焼き大 たまプラーザ店』で、杉本店長と一ノ瀬さんがお待ちしています。

『炭焼き大 たまプラーザ店』公式サイト http://www.pleasure-company.com/brands/sumiyaki.php
『炭焼き大 たまプラーザ店』食べログページ https://goo.gl/e69tR3

次回予告

当サイトでは、元「ただの女の子。」の再起の過程を、数回に分けて追跡。
ただの女の子たちのリアルなドキュメンタリーをお届けします。
これからも、まだまだ「ただの女の子」の夢は終わらない。
次回は、4月中旬~下旬ごろ更新予定。

一ノ瀬春奈ライブ情報

3月16日(金)、奇しくも前回苦汁を飲んだS.U.B TOKYOで、一ノ瀬春奈の当面は最後となるソロライブが行われる。
一ノ瀬は緊張を乗り越え、前回の雪辱を果たせるのか。必見のライブだ。

ただの女の子。関連リンク

ただの女の子。公式サイト http://tdjofficial.com/
ただの女の子。公式twitter https://twitter.com/official_tdj
カワシマユカ https://twitter.com/yuka_kawsm
一ノ瀬春奈 https://twitter.com/haruna_tdj
白羽根優衣 https://twitter.com/yui_tdj

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