ただの女の子。再生追跡レポ

いじめ、AKB不合格、メンバーの妊娠… 今も見る悪夢を乗り越え、前に進もうとする元「ただの女の子。」 白羽根優衣に密着 ~メンバーの妊娠脱退から解散へと追い込まれたアイドルグループの行く末と再生のレポート③~

前回の記事

いじめ、AKB不合格、夢に出てくる妊娠メンバー

メンバーの妊娠が発覚し、解散に追いやられてしまったアイドルユニット「ただの女の子。(通称:ただ女)」の再起の過程に密着した連載の第3回。今回は、一見明るく見えるも、実はその裏側に大きな「闇」を抱えていたメンバー白羽根優衣へのインタビューを決行。さらに、そんな白羽根の「救い」となっている大物アイドル柊木りおとの対談を収録。2本のドキュメンタリー動画で、白羽根の「闇」と「光」を描く。

「幼稚園の時から虐められてた」
「親から愛情を感じたことがない」
「基本的に人間は信じない」
「今でも妊娠メンバーが家族で夢に出てくる」

自身を「生真面目」と言う白羽根が、これまでいかに苦しみながら、必死にもがいて生きてきたのか。いつも笑顔の「ゆいぽん」の、今までに見せたことのない裏側に迫った。

今回の主な登場人物
アイドルヲタクでアイドルに人生をかける 白羽根優衣(ゆいぽん)
白羽根優衣の憧れ 柊木りお (りおりお)

AKBに落ちた女の子。初めてAKB48劇場に行く。

白羽根がアイドルを志した時に、最初に受けたのがAKB48のオーディションだった。結果は残念ながら不合格。しかし、アイドルへの夢を忘れられなかった白羽根は、その後も色々なオーディションを探し始めることになる。

1本目の動画では、白羽根が初めてAKB48劇場に行き、AKBの公演を観覧する様子を撮影。最初にアイドルを志していた頃の自分を思い起こした彼女は、一体どんな感情を抱いたのか。また、彼女の今まで伏せられていた過去についてのインタビューも収録。一番近くで脱退メンバーを見ていた彼女に、妊娠脱退騒動について当時の状況をつまびらかに語ってもらった。

AKB48劇場に行く~インタビュー動画

AKBと地下アイドル

4年。10代や20代の年齢の者にとっては膨大に感じられる歳月。その4年の中で、若者たちの人生は大きな変化を迎えた。AKBのオーディションを不合格となった白羽根は、それから色々なオーディションを探しながらも東京に上京して一般企業に就職。そして「ただの女の子。」としてついにアイドル活動を始め、先日の妊娠騒動をもって解散することとなっていた。

そんな白羽根が、初めてAKB48劇場に観覧に出かけた。ドン・キホーテ 秋葉原店内の劇場まで続くエスカレーターを上る白羽根の表情は、少し緊張気してるように見えた。

エスカレーターを8Fまで上りきり、AKB48劇場へ到着。「もっとでっかいと思ってた」。そう語る白羽根。入り口の廊下に飾ってある在籍メンバーたちの写真を食い入るように見つめる。

劇場内のロビーに設置されたモニターで生中継されてる公演を観覧すること、通称「ロビ観」。もしかしたら、そこに自分が立っていたかもしれない舞台を画面越しに見つめる彼女。一体そのモニターの中になにを想うのか。

――AKB48劇場公演観覧後。
同じ宮城出身のメンバーがセンターを務めていたことについて「成長してるなぁ~」と語る白羽根。4年の歳月を実感する。

「受かってれば人生変わったなぁ」そう振り返る彼女は、少し言いづらそうに「地下と地上のAKBとかって全然……レベルが違うじゃないですか」と語った。もし受かっていれば、あそこに立っていたのは自分だったのかもしれない。地上の覇者AKB48と、地下アイドルとしての自分。その両者の間にある距離を、白羽根は改めて実感していた。

次のパートでは、その4年の間を含め、いじめ、メンバーの妊娠発覚の際の詳細など、白羽根の過去についてのインタビューを掲載。

保育園の時からのいじめ「私いらなくない?」

以前、白羽根が「地元で嫌なことがあって」とポツリと漏らしたことがあった。その一言が気になって、今回のインタビューを決行。

「保育園の時からいじめられていた」
そこでは、普段の明るい「ゆいぽん」からは想像のつかなかった、宮城時代の彼女の話が語られることとなった。クラスメイトからハブられたり陰口を叩かれたり等、自身の辛い過去を告白。担当の先生にも気づいてもらうことが出来ず、家でも親に相談できなかったという彼女。

さらには、「親から愛情を感じたことがなくて」「基本的に人は信じない」「もう私いらなくない?」と、辛かった当時の記憶と感情を吐露。ただ、もう今は他のアイドルと「信用」という概念を超えた深いところで付き合えており、また、実家の母親との関係も良好になったと説明する白羽根。アイドルという世界に自ら飛び込むことで、過去の自分を大きく塗り替えてきていた彼女。また、当時の自分がAKBを見て憧れたように、「誰かの生きる目標になりたい」と今はもうはっきりと前を向いている。

しかし、その夢に大きくブレーキをかける事件が起こる。件のメンバーの妊娠脱退、そしてグループの解散だ。

妊娠発覚に至る経緯

「ただの女の子。」活動期間中、その脱退メンバーと最も一緒にいることが多かったという白羽根。当然、彼女の異変についてもいち早く気づくこととなる。

度重なる体調不良、遅刻、早退……。そして、ついには物販中に立ってられなくなってしまった姿を見て、彼女が妊娠していることを確信した白羽根。しかし、当の本人はそこまでシリアスに事態を捉えていなかったようで、そこから先のすり合わせが難航。話は平行線を描き、とうとう例の解散宣言に至ることに。それから今まで本人からの謝罪は一度もなかったそうで、まずは「自分が迷惑かけたんだということを自覚してほしい」と彼女に対しての今の気持ちを語った。

「私達のおかげで有名になれたでしょ?」

さらに、今でもこの脱退メンバーが夢に出てくるという白羽根。しかも、脱退した元メンバー、旦那、子供の3人が「ファミリー系のCM」として夢に出てくるのだそう。また、その夢の中で脱退メンバーに「私達のおかげで有名になれたでしょ?」という言葉を投げかけられたことを明かした。

まさに「悪夢」にうなされた白羽根。その影響か、現実での自身の身にも過呼吸のような症状が起っていることを告白。たしかに、この事件がキッカケとして世間に名が広まったという部分は、少なからずあると思う。しかし、白羽根は「もっといい話題で有名になりたい」と語る。「友達に自慢したくなるような」「恥のない」「自信を持って上を目指せるような」そんなグループにしたいと、これから先に広がっている未来に彼女は目を輝かせた。

そんな白羽根が、宮城時代から心の支えにしてる人物がいる。それが、孤高のソロアイドル柊木りおだ。

「神」柊木りおとの対談

柊木りお。149cmの小さな身長で、毎日のインターネット配信を数年間一度も欠かすことなく行い、さらに過去にはZepp Tokyoでのワンマンライブを成功させ、海外でのライブも何度も経験してきた孤高の歌姫。その小さく愛らしい姿から「アイドル」と呼ぶ人もいるし、彼女の素晴らしい歌唱力やパフォーマンスをもって「アーティスト」と呼ぶ人もいる。

そんな柊木の「ヲタク」だと自称する白羽根。先ほどのインタビューが彼女の「闇」を現してるとしたら、この柊木との対談には彼女にとっての「光」が表れている。

白羽根優衣×柊木りお 対談動画

柊木のことを「神」と呼ぶ白羽根、対談が始まって数分で昔を思い出して涙してしまう。白羽根は、宮城に住んでいた時から、遠征でライブに来た柊木に、アイドルとしての進路などを相談していたという。その頃の気持ちや状況が思い起こされて、思わず涙腺が緩む。そして、柊木が自分よりも背の高い白羽根の頭をよしよしと撫でて慰める。その2人の姿に、「付き合い長いからね」と言う柊木と白羽根の関係性、信頼関係が垣間見えた気がした。

そんなアイドル界のカリスマ柊木が、「ただの女の子。」の事件について語った。

一通のDMに救われていた妊娠騒動

「メンバーが軽率だったと思う」と感想を述べる柊木。また、この事件を知った時に白羽根を心配して1通のDMを送ったことを明かす。そのDMの内容は「悪い事の後には、必ずいいことがあるから頑張れ! 応援してるよ!」というもの。柊木が「初めてした。あんなこと」と語ったそのDM。白羽根は、今でも辛いことがあった時には、柊木から貰ったそのDMを見て元気を出してるという。「ちょっとでも力になれれば」という彼女の思いやりが、1人の頑張る女の子の「光」となって、その夢を支えていた。

白羽根優衣のこれから

自らを「クソ真面目」と言う白羽根。今、活動休止中に会いに来てくれるファンが減ってきており「ああ、もう私いらないんだ」と感じているという。この言葉は、宮城で虐められてて親からも愛情を感じなかったという時代に言っていたものと全く同じものだ。

以前の記事で、「ただの女の子。」が解散した直後のカワシマユカが「(アイドル活動をしてないと)生きてる心地がしないんだよね」と漏らしていたが、彼女たちはステージ上で多くの声援を浴びているからこそ、はっきりと前を向いて生きていくことが出来るのかもしれない。

地下アイドルとヲタクは共依存。
たしかにそういう風に言われる部分はあると思う。しかし、それは一概に悪いことではなく、アイドルとファンで肯定し合ってライブや作品を盛り上げていき、彼女たち(彼ら)のルサンチマンをエンターテイメントとして昇華させていく。そして、その込められた気持ちの純度の高さが、多くの人の心を打ち、それを観た人の「救い」や「憧れ」になりえたりするのかもしれない。過去を紐解くと、プラチナ期と言われた頃のモーニング娘。などにも、そういった部分は散見されるように感じる。


(柊木に憧れて髪を伸ばしているという白羽根)

「自分たちのやりたいっていう想いを通して、頑張ってください」。対談内で、柊木から白羽根へと贈られた最後のコメントだ。
過去も今も、光も闇も、全て乗せて。白羽根優衣の物語は、まだまだ続いていく。

最後に

人生に挫けてる人の気持がわかるアイドル。また、アイドル活動を通して、その人達の「光」になることで過去の自分が救われるアイドル。人生を闇で閉ざされていた宮城の女の子が、AKB48や柊木りおに救われ、そして今、誰かの救いになろうと東京で必死に前を向いて頑張っている。

「夢は大きく東京ドーム」。そう語った彼女の物語は、まだ夢半ば。
彼女が想いを繋げた次の新ユニット「私たち、名無しさん。」も、ついに6月7日から始動する。白羽根優衣の「夜明け」の時は、刻一刻と近づいてきている。

私たち、名無しさん。今後の予定

次回予告

次回は6月6日、明日更新予定です。

関連リンク

カワシマユカ https://twitter.com/yuka_kawsm
一ノ瀬春奈 https://twitter.com/haru_yomosue
白羽根優衣 https://twitter.com/yui_tdj
ただの女の子。公式サイト http://tdjofficial.com/
ただの女の子。公式twitter https://twitter.com/official_tdj

柊木りお公式サイト http://ivy-records.jp/artist.php?id=183
柊木りおTwitter https://twitter.com/hiiragirio

私たち、名無しさん。 Twitter https://twitter.com/wearenanashi

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