やまもと雑記帳

【コラム】地下アイドルは搾取されてる!? 地下アイドルの実情と搾取されない対策を考察

地下アイドルを搾取する悪徳運営達

ここまで、地下アイドルの全体的なお金周りや、具体的な収益手段について記してきました。ここまでで言えるおおまかなことは、「売れているアイドルから搾取を試みる悪徳運営はおそらく少ない」っていうことです。これは、規模が大きくなればなるほど、関わる大人が増えてきて、不正をしづらくなってきます。逆に言うと、不正をしやすい運営というのは、その正反対のグループに存在しやすいのではないかと思います。

ロコドルに跋扈する悪徳運営

「経理をちゃんとしない」「その体面すらちゃんと保てない」「そもそもグループを売る能力がない」。そんなグループに、アイドルから搾取をする悪徳運営というのは多い気がします。中でも、「酒が好き、喫煙をする、女が好き」の三拍子が揃ったら大変危険です。自制が効かないということですからね。他の特徴としては「外面はいい」というのも聞いてる話からすると、特徴として考られると思います。

関東で「地下アイドル運営になろう!」と思い立つのも相当な変人だと思いますが、それ以上に変人というかクセが強いというか、山師みたいな人が多いのは、地方のロコドル運営のような気がします。なぜかというと、関東と違い、ロコドルというものは完全にガラパゴス化してしまっているからです。アクがぐっと煮込まれています。

関東みたいに毎日のように膨大な対バンフェスが行われているのとは違い、地方ではそんなに対バンフェスというものは開かれません。開かれたとしても、毎回同じメンツに同じ客、というような感じで、あまり横の繋がりも深まりません。なので、あまり外の情報も入ってこず、完全に運営の独裁状態、ガラパゴス化してしまいやすいんです。その最たるものが、今年起こってしまった愛媛の愛の葉の事件だったり、沖縄のRYUKYU IDOLだったりするわけです。

どちらの運営も外面がよく、「そんなことをする人には見えなかった」と言われています。でも、そんな人達がメンバーを搾取したり、なかには恐喝していたり、性的にも搾取していたりするわけです。これは、ロコドルという外界から完全に遮断されたある種異様な空間だからこそおきてしまった事件だと思います。

関東の悪徳運営

ただ、関東の運営も酷いところは多いです。しかも、地方の場合だとこういう事件が表沙汰になると、その運営さんは業界から消えてしまうのですが、関東、特に東京だとそうはなりません。何度同じような失敗をした人でも、ずっと地下アイドル業界に居続けて、何度でも地下アイドルを作ったり、なかには今はメンズアイドルの方に流れてる人達もいます。

これはどういうことかというと、ようするにライブハウスが多すぎるんですよね。そういういわくつきの人たちのユニットでも出演してほしいわけです、ライブハウスが。なので、そういう問題を起こした人たちはいつまでたっても浄化されずに「地下(メンズ)アイドルシーン=ライブ(メンズ)アイドルシーン」に居続けます。地方だと、ライブハウスの数も少ないので、ライブハウスが「(問題を起こした)お前には、もう貸さん」と言えば、その運営はその地方からは永久追放みたいになっちゃうんです。でも、関東はそれがありません。

地方は、ガラパゴスゆえに運営が狂ってしまいがちですが、閉鎖的な側面によって、そういう問題を起こした異物は排除される傾向にあります。東京は、混沌としていて、いい運営にも悪い運営にもなりえますが、少なくとも(数が多すぎることもあって)ライブハウスにその自浄作用はなく、アイドル志望の子が多すぎることも相まって、悪徳運営がいつまでも業界に居続けます。

そもそも悪徳運営とは?

悪徳運営と言いますが、そもそも彼らはなにが悪徳なのでしょう。Twitterでの告発などを見る限り、このような意見が多いような気がします。

・給料のピンハネ
・交通費や遠征費が出ない
・法外な違約金を請求
・常識で考えられない罰金がある
・メンバーに手を出す
・恐喝をする
・メンバーや親との連絡、相談を禁止する

主に「金銭(契約)」「性」「教育」の3点です。各項目について感想などを記述していきます。

金銭面での悪徳運営

金銭に関しては、「給料を支払わない」「売り上げからの中抜きが酷い」「ありえない罰金」「交通費や遠征費が自腹」などです。この点に関しては、長々とやってきた前述2ページを見た上で、「この契約がどうなっているのか」「【芸能】というものに対してどのようなスタンスで挑んでいるのか(ハロプロ研修生的な「メンバーがお金を出してでもしたい活動なのか否か」)」等、色々なアングルからを考えたうえで、あきらかにおかしいものは法テラスにでも行って相談したり、週刊誌やウェブ媒体に垂れ込んでみるなどしたほうがいいです。一番いいのはさっさと辞めることですね。法外な違約金を請求された時は、裁判で戦えばいいかなと思います。そうすることによって、悪徳運営の悪徳さが全国に広まるので。

性の面での悪徳運営

次に「性」についてですが、これはほとんどの運営がメンバーに手を出しています。これは地方、関東問わずですね。もう彼らが何言っても説得力がなくなるレベルで出してます。大事に思い過ぎてますね。出してない運営もいるんですが、まぁ元気ざかりの男性が自分好みの女性を手がけてずっと一緒になんやかんややってるんだから、そうなるのもしょうがないよなと思う部分もあります。また、女性の中でも「このコミュニティーの中で一番立場の高い男を自分のものにしたい」という欲の強い人もいるので、そういう女性と自制心の弱い運営が出会ってしまった時はもう悲劇です。ただ、運営個人でいうと「昔散々モテてた」「女に興味ない」「ちゃんとした作品としての独自のエンターテイメントを追求している」ような人は、手を出してない人が多い印象です。ファンにとっては、運営がメンバーに手を付けるということは、店長が商品を万引きしてるようなものなので、ほんと裏切り行為という以外の何物でもないと思います。そもそも、仮にメンバーに手を出したくなっても、その気持を我慢して抑えて外に向かってリビドーを発射するからいい作品が生まれるんじゃないですかね。

なかには、子供を大人が激しく否定して叱って自尊心を崩壊させ、そのあと優しくして洗脳するといったようなことを行っている運営もいます。バックヤードでメンバーにすごく上から「体調が悪い!? 休むんか? あ? 自分で判断しろ? で、どうしたいんだお前は!?」と高圧的に言ってるスタッフなどを見かけるたびに「いや、お前が何様だよ」と、いつも心の中で思います。空っぽな大人が未熟な子供を洗脳して働かせている現状が、地下アイドルシーンにはありますね。愛の葉の運営のやってるような振る舞いは、関東でも日常的に見られます(界隈にもよると思いますが)。

教育面での悪徳運営

上でも言ったとおり、地下アイドルと言えども、大人が子供(大卒目安の22歳くらいまでは、実質子供だと思います)を預かって教育してるわけです。そもそも、その運営が人様に教育を出来るような人間なのかな? と思う瞬間もたくさんあります。教育というのは、ある種マニュアルです。「アイドルを教育する」という行為を行うなら、ある程度そのための方法をどこかで学んでいる必要があると思います。例えば、歴史のある大手芸能事務所だと、そういうノウハウが引き継がれているために、タレントの教育も行いやすいんじゃないでしょうか。では、地下アイドルの場合は?

契約は親が責任をもって管理、性は男が自制心を持って我慢、教育に関しては運営が集まってそういう勉強会を開いたほうがいいと思います。運営が自分の生きざま、信念を作品に投入したりするのもいいですが、メンバーの(言い方は悪いですが)管理、マネージメントに関しては、それだけではなりゆきません。ちゃんとその都度都度に相応しい言い方というものがあるし、一緒に同じ方向を見て頑張っていくように結束を固める伝え方、聞き方というものがあります。人様の子供を預かって教育する立場にあるわけですから、運営もそれに見合った人格や人間性を身に着けてほしいと思います。ただ、それとは別に、外側に打ち出すエンターテイメントを創る際には最高に狂っててほしいですね。

最後に 悪徳運営に搾取されない地下アイドルの生き方

地下アイドル活動を「芸能」として見るのか、それとも遊びの延長の「サークル活動」として見るのか、はたまた「お金をとっているのだからプロフェッショナル、一般社会と同じ」として見るのかで、各々見え方が全く変わってきます。そのあたりの視点のズレがある限り、「地下アイドル運営はこうすべきだ!」的な話は永久に噛み合いません。

そもそも、アイドル自身が限られた運営資金の中で「給料少なくてもいいから売れるようにお金をかけてプロモーションしてほしい」のか「安心してアイドル活動を専業で続けるために、最低限の給料は保証してほしい」のか、その立ち位置を運営とすり合わせておく必要があります。なかには運営資金が足りないから運営が自腹を切って資金を投資しているところや、運営資金を稼ぐために運営がバイトをしているところもあります。そのあたりのお金の問題は、しっかりと自分で、未成年なら親も通して運営とスッキリ話をつけておいておきましょう。

その中で、

・メンバー(親も含む)と運営が、どのスタンスでどこを目指して、どういう風に資金を活用して活動していくのかをちゃんと共有していく
・メンバーに手を出すと言われている運営には入らない(手を出されてでもそのコミュニティーのトップに上り詰めたいのならどうぞ)
・メンバーの教育に関しては、地下ドル業界で勉強会とかを開いてほしい。人を教育するということは非常に大変です。

というようなことに気をつけることが、今後の悪徳運営に搾取されない地下アイドルの生き方なのではないかなと思います。
運営にビジョンのないグループはどう考えても売れる可能性はないし、お金の有用な使いみちも考えてないですよね。そりゃキャバクラに使って、目の前のメンバーに手を出しちゃうよなと思います。アイドルの方も、そんなグループに入って「騙された! 悪徳運営だ!」という前に、そのグループが本当に自分が活きるグループなのか、信頼できるプロデューサーなのかを判断して入りましょう。入りたいと思えるグループがなければ、セルフプロデュースでソロアイドルとしてデビューしましょう。秋葉原プラムにでも連絡すれば、あなたはもう明日からでもセルフプロデュースのソロアイドルです。

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コメント

    • ちば乃木
    • 2018年 10月 14日

    時宜を得た記事だと思います。
    愛媛の事件はどうかと思いますが、
    あれで地下アイドルが全部そうと思われるのも、どうかと思います。
    「それなら48や46はどうなんだ?」ですし、
    オリコン週間10位に入るグループの事務所はどうなんだ?
    です。
    アイドル界に、駆け込み寺のようのな組織が必要かもしれませんねl

    • チカカラ山本

      コメントありがとうございます。この事件を受けてからずっとまさに「アイドル駆け込み寺」という名前の《いのちの電話》のような活動をして、必要があれば仲裁に入ったり、弁護士などを紹介するNPO法人を作りたいなと思っていたのですが、サイトの運営もしながらだとなかなか難しく、実現に移せておりません。機会があれば、ぜひ立ち上げてみたいと思っております。

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